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【大会レポート】JDSF Official Cup Round 1 in OITA(Advanced Class)

大会レポート

2023.6.2

日本ドローンサッカー連盟の淡路です、こんにちは。

5月27日、28日の2日間で大分県別府市のADEドローンサッカーアリーナにてJDSF定期公式戦「JDSF Official Cup Round 1 in OITA」を開催しました。大分での開幕戦になります。

27日はAdvanced Class(Class40)、28日はYouth Class(Class20)です。今日は27日のAdvanced Class(Class40)のレポートです。

エントリーしたのは4チーム。

前回の大分大会覇者の情報科学高校は、ドローンサッカー同好会から正式に「ドローンサッカー部」に昇格しての参加です。創部から3年。これまでの活動が認められたカタチです。

 

試合は総当たりのリーグ戦形式で行いました。

 

【第1試合】
情報科学高校ドローンサッカー部 vs オートバックスセブンWORKS TEAM

初戦から大いにもつれる大接戦となりました。第1セットから情報科学高校のPKでドローに。第2セットと第3セットはそれぞれ18-13、15-13と点の取り合いとなる接戦をオートバックスセブンWORKS TEAMが制しました。

 

【第2試合】
OECローリングドローンズ vs DRONE MOVE天草

前回大会で常勝チーム・オートバックスセブンWORKS TEAMを破るなど、このところ大きく実力を付けているDRONE MOVE天草。
OECローリングドローンズをまったく寄せ付けない圧巻の強さを見せました。

 

【第3試合】
情報科学高校ドローンサッカー部 vs DRONE MOVE天草

前回3月のときに対戦した両チーム。このときは14-12、12-10という緊張感あふれる大接戦の末、情報科学高校が勝利しました。DRONE MOVE天草にとって雪辱を晴らす一戦です。
序盤は互角に渡り合ったものの、DRONE MOVE天草の集中力は切れることなく、最後は情報科学高校を振り切るカタチでの勝利。見事に雪辱を晴らしました。


実況席も注目の一戦でした

【第4試合】
OECローリングドローンズ vs 情報科学高校ドローンサッカー部

第1セット、16-3という大差で先制した情報科学高校。しかし第1セット終了後のインターバルタイムで機体の補修が間に合わないアクシデントが発生。ストライカーなしで戦うという異例の事態となりました。4人でゴールを守って0-0で乗り切ろうという作戦です。しかしながらOECもゴールを入れられる心配がない分、全員で攻撃が可能になります。第2セットは5-0でOECローリングドローンズが奪い取りました。
第3セットは情報科学高校のストライカーの機体の補修が済み、第2セットで飛ばせなかったうっぷんをはらすかのような怒涛の21得点。OECローリングドローンズに勝利しました。

 

【第5試合】
DRONE MOVE天草 vs オートバックスセブンWORKS TEAM

オートバックスセブンWORKS TEAMにとって、第1試合の情報科学高校ドローンサッカー部戦と同じくらいもつれた接戦となりました。
第1セットを13-13のドローで終えた第2セット、第1セットに引き続き序盤から激しい点の取り合いとなりましたが、DRONE MOVE天草が途中から4バック体制をとる作戦にでました。そして天草のディフェンス3機がオートバックスセブンの絶対的エースストライカー・柳川選手を徹底マーク。オートバックスセブンのディフェンスのスキを突くような巧みな機体コントロールでゴールを重ねるDRONE MOVE天草のストライカー・岡本選手のオフェンスと、ディフェンス陣がかみ合ったことでDRONE MOVE天草がフルセットのうえオートバックスセブンWORKS TEAMに勝利しました。

【第6試合】
オートバックスセブンWORKS TEAM vs OECローリングドローンズ

DRONE MOVE天草に敗戦したオートバックスセブンWORKS TEAMでしたが、気持ちを切り替えて臨んだOEC戦。
先の試合のうっぷんを晴らすようにエースストライカー・柳川選手のゴールラッシュ。第1セットではこの日、情報科学高校のエースストライカー・山口選手が記録した1セット21得点を上回る22得点を挙げました。第2セットも勢いそのままにOECローリングドローンズを完封し勝利を挙げました。


OECローリングドローンズはひとりを除いてみなさん初参加でした。

 

【結果】

 

【優勝】
DRONE MOVE天草



岡本選手「今日はディフェンスのみなさんに助けていただきました。3バックシステムと4バックシステムの使い分けは、相手のディフェンスが固いときはチームメイトにも攻撃に加わってもらう、ということをしていました」

 

【第2位】
オートバックスセブンWORKS TEAM

 

 

【第3位】
情報科学高校ドローンサッカー部


山口選手「『同好会』から『部』になったので、これから1年生2年生共々がんばっていきます」

 

 

最後に中﨑寛之・日本ドローンサッカー連盟理事より総評をいただきました。

中﨑理事「大分開幕戦、ナイスファイトでした。素晴らしく楽しく、かっこいい大会になりました。ドローンサッカーは職業や年齢、体力など関係なく、フィールドの中ではみんな同一のライバル。正々堂々と相手にぶつかっていったり、落ちてる相手チームのドローンを助けるフェアプレーもある素敵な競技です。これからドローンは世の中を変えていきます。そのドローンのプレーヤーを増やすために、私たちはこの競技を始めました。みなさんもドローンサッカーを通じてドローン操縦の腕を磨いて頂き、将来ドローンの利活用で活躍してくれる人が皆さんの中から出てくれれば素敵だと思っています」

 

今大会、緊張感あふれるしびれるような試合がたくさんありました。
次回の大分大会は7月22日・23日です。多くのチームにぜひご参加いただきたいと思います。

 

先取の皆さん、熱い闘いをありがとうございました!