【大会レポート】JDSF Official Cup Round 4 in OITA(Advanced Class)
大会レポート
2023.3.18
日本ドローンサッカー連盟の淡路です、こんにちは。
先日3月11日(日)、大分県別府市のADEドローンサッカーアリーナにて2022年度定期公式戦「JDSF Official Cup Round 4 in OITA (Advanced Class)」を開催しました。
エントリーしたのは7チーム。
⑥の星翔高校無人航空機研究部と⑦のFairy Salmonは初参戦です。
試合はまず7チームによる予選トーナメントを行いました。準決勝に進んだ2チーム+敗者復活リーグで勝ち上がったチームで最終的に優勝を争います。
対戦カードは試合当日のくじ抽選で決定しました。オートバックスセブンは現在JDSFランキング1位のため、シードです。
この予選トーナメントでは、ふたつの大きな出来事がありました。
【星翔高校 無人航空機研究部 vs ええやん!大阪】
星翔高校 無人航空機研究部はドローンサッカー公式20㎝機体を使用した「Youth Class」では現在JDSFランキング第1位に君臨するという、このクラスにおいては強豪チームです。しかしながら、ドローンサッカー公式40㎝機体を使用した「Advanced Class」には初参戦。どこまでチームとして仕上がっているのか注目です。
対する「ええやん!大阪」はAdvanced ClassでJDSFランキング第4位。着実に力をつけてきたチームです。
第1セットからペナルティーキックが行われるなど、緊迫感のあるゲームとなりました。
ギャラリーも固唾をのんで観戦し
実況席は興奮気味でした
結果、なんと星翔高校 無人航空機研究部が見事ええやん!大阪に勝利しました。初めて挑戦するクラスで初戦初勝利です。
Youth Classで培った作戦力がそのままAdvanced Classでも発揮できたカタチです。
【DRONE MOVE天草 vs オートバックスセブン】
このクラスでは前々回(Round2)の大会で3位に入るなど、安定的な強さを誇るDRONE MOVE天草。JDSFランキングでも3位につけています。
迎え撃つのは現在JDSFランキング第1位の絶対王者・オートバックスセブン。2022年度公式戦ではここまで3戦全勝中です。
注目は、DRONE MOVE天草がどこまでオートバックスセブンを追い詰めることができるのか、でした。
ところが。
\DRONE MOVE天草つよーーーい!!/
フルセットの末、オートバックスセブンに勝利する大金星です。
一方、JDSFランキング第2位の情報科学高校ドローンサッカー同好会も順当に勝ち上がり、優勝決定リーグ戦に進出しました。
なお、1回戦で敗戦したチームは敗者復活リーグ戦に進み、1位通過したチームが優勝決定リーグ戦に進出できます。
つまり、初戦で負けたとしても優勝するチャンスがあるということ。
敗者復活リーグ戦も激戦でした。全3試合のうち2戦がファイナルセットまで持ち込まれる接戦でした。
そんな接戦を制したのは、ええやん!大阪。ファイナル進出です。
優勝決定リーグ戦は、DRONE MOVE天草・情報科学高校ドローンサッカー同好会・ええやん!大阪の3チームで争われました。
情報科学高校とDRONE MOVE天草の試合は、点を取りつ取られつの大接戦。どちらが勝ってもおかしくない勝負を制したのは情報科学高校ドローンサッカー同好会でした。
【優勝】情報科学高校ドローンサッカー同好会
情報科学高校ドローンサッカー同好会が優勝を果たしました。創部3年にして、みごとな初優勝です。
山口主将「準優勝で終わることが多かったので、今回優勝できて本当にうれしいです」
【第2位】DRONE MOVE天草
オートバックスセブンを破って優勝決定リーグに進出したDRONE MOVE天草。大躍進ではないでしょうか。
ストライカー・岡本選手「オートバックスセブンさんは倒せたのですが優勝には手が届きませんでした……次回こそは!」
【第3位】ええやん!大阪
敗者復活を勝ち抜けたものの、優勝決定リーグでは他の2チームからは大きく点差をあけられてしまいました。でも堂々たる第3位です。なお、今回新メンバーとして中学生(4月から3年生)のカズ選手を迎え入れていました。
カズ選手「いつも練習していますが、対戦相手の皆さんがとても強くて驚きました。でも楽しかったです!」
毎回言っていますが、大会を重ねるごとに参加チームのスキルが上がってレベルの高い試合が繰り広げられています。
特にDRONE MOVE天草は王者オートバックスセブンを倒してここまで勝ち上がりました。
DRONE MOVE天草の山崎代表に勝因を伺うと、「守備を徹底的に強化したこと、そして何よりストライカーの岡本選手の練習量がハンパなかった」とのことです。努力が実を結びました。
岡本選手
さて、2022年度定期公式戦「JDSF Official Cup」は全4戦を終えて、年間チャンピオンは4戦3勝したオートバックスセブンが制覇しました。
来年度、またそれぞれのチームがしっかり練習を積んでさらにレベルアップした試合が繰り広げられることと思います。そして2025年に開催されるドローンサッカーワールドカップに向けて世界で戦えるレベルへの向上を目指して各チーム頑張ってください。
私たち日本ドローンサッカー連盟は、ドローンサッカーワールドカップに参加が認められた日本で唯一の競技団体として、各チームの活動をバックアップしてまいります。
参加チームの皆さん、お疲れさまでした!