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【大会レポート】JDSF Official Cup Round 4 in KYOTO

大会レポート

2023.10.25

日本ドローンサッカー連盟の淡路です、こんにちは。

去る10月15日、京都府亀岡市のドローンサッカーアリーナ京都にてJDSF公式戦「JDSF Official Cup Round 4 in KYOTO」を開催しました。

 

※参加チーム

 

まずは結果から。

 

 

【優勝】星翔高校BIRD ONE

岐阜の認定大会で優勝した星翔高校BIRD ONE。予選トーナメントの1回戦でeドローンアカデミーを第1セット11-3、第2セット15-1、2回戦でスカイガーディアンを第1セット13-2、第2セット18-5で破るという圧倒的な強さを見せファイナルリーグへ。勢いそのままにファイナルリーグも全勝で優勝を勝ち取りました。

 

【第2位】Tanu Rabbit

京都大会では2連覇中のTanu Rabbit。今大会ではシードに入り、京都大会3連覇を目指しました。予選トーナメントで摂南大学ドローンサッカー部に対し、第1セット14-6、第2セット17-5でこちらも強さを如何なく発揮。ファイナルリーグ戦に進出しました。
しかしながらファイナルリーグ戦の天王山となる星翔高校BIRD ONEとの一戦、機体トラブルに見舞われ最初から1機少ない状態で第1セットに臨むもセットの終盤は3機で戦うという数的不利となり第1セットを落としたのが響きました。

第2セットを8-8でドローに持ち込むもファイナルセットは9-10の1点差で落とし、第2位となりました。

 

【第3位】eドローンアカデミー

前回参加したRound 2で初勝利を挙げたeドローンアカデミーが嬉しい3位。豊富な練習量と代表の太田コーチの指導のもと着実に実力をつけてきたチームです。予選トーナメントで星翔高校BIRD ONEに敗れたものの、敗者復活戦を勝ち抜きファイナルリーグに初進出しました。ファイナルリーグでは星翔高校BIRD ONEに対して第1セットこそ16失点を喫しましたが、第2セットでは9失点に留めるなど、ディフェンス陣に大きな成長がみられました。

 

※今大会参加チームについて※

【ええやん!大阪】

今年5月の世界選手権大会ではこのクラスで銀メダルを獲得したええやん!大阪。もうひとつのチーム「ええやん!Cocoon」からキッズ選手が2名ええやん!大阪に昇格し新しいメンバーで臨みました。相手のディフェンスの乱れをついた攻撃でそつなく得点を挙げるところ、ええやん!大阪らしさが垣間見られました。新しいチームとしてこれからの伸びしろに期待です。

 

【摂南大学ドローンサッカー部】

部員が増え、選手層に厚みが増した摂南大学ドローンサッカー部。Tanu Salmon戦ではファイナルセットまでもつれる試合で集中力を保って粘り勝ちを収めました。自分たちの攻撃スタイルやカタチがしっかりと確立すれば、もっともっと強くなれます。なにしろ過去に表彰台にあがったことのあるチームです。地力はあります。

 

【スカイガーディアン】

今回、徳島県美波町観光協会認定PRキャラクター・KAMEKOさんも応援に駆けつけたスカイガーディアン。試合経験を積んでドローンサッカーの戦い方に慣れてきた感があります。そして今大会のええやん!大阪戦でこれまで参加した大会で最多得点となる8点を挙げて待望の初勝利を掴みました。

 

 

 

【Tanu Salmon】

エースストライカー・ユウマ選手を擁するTanu Salmon。キックオフゴールを見ごとに決めるなど試合を重ねるごとに得点力が向上しています。今大会では1セットマッチの敗者復活戦でユウマ選手が途中でリタイヤするアクシデントに見舞われファイナルリーグ進出を逃しましたが、(平均年齢が)最年少チームとしての存在感はバツグンです。他チームよりも試合経験が豊富なところも今後の強みになってくると思います。

 

中﨑理事の総評


今日の1位2位3位、それぞれのチームに特徴がありますね。各チーム、裏で頑張っているストーリーも聞いています。しっかりと研究をして対策を考え、その練習をしてこの大会の場で試す。強いチームはこの繰り返しだと思います。今日結果を出した3チームについてはそれを普段から行っていたのが表れましたね。

このところの大会ではある程度決まったチームばかり上位を占めているように見えますが、ドローンサッカーは始まったばかりで発展途上中のスポーツ。まだまだ新しいテクニックやポジショニングが開発されたり、モーターのバランスを整えるなど機体をチューニングすることで、もっと綺麗に飛ばせたりします。そんな部分も探求していただいて、また「アッと驚く」結果をだしていただければと思います。

 

毎回、驚くようなドラマが繰り広げられるJDSF Official Cup。今日選手それぞれが抱いた達成感や課題を胸に、次回の大会で普段の練習の成果を発揮していただきたいと思います。

選手の皆さん、お疲れさまでした!