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【大会レポート】JDSF Official Cup Round 5 in OITA(Advanced Class=Class40)

大会レポート

2024.1.24

日本ドローンサッカー連盟(JDSF)の淡路です、こんにちは。

去る1月20日、大分県別府市のDrone Soccer Arena Oita Sanctuaryでドローンサッカー定期公式大会「JDSF Official Cup Round 5 in OITA」を開催しました。この日はAdvanced Class(Class40)の部です。

今大会にエントリーがあったのは2チーム。OECローリングドローンズとオートバックスセブンWORKS TEAMです。

2チームによる戦いでしたので、午前中は特別企画として「JDSF DRONE SOCCER CAMP」を行いました。「JDSF DRONE SOCCER CAMP」とは「ドローンサッカーとは何か?」という基礎の基礎からオフェンス理論・ディフェンス理論に加えて語句解説・トレーニング方法に至るまで、基礎編・応用編を通じてチームとして・個々としてドローンサッカーのスキル向上を目的としたトレーニングメニューです。

今回は全メニューを4分の1にギュッと濃縮した「ダイジェスト版」で行いました。

 

中﨑理事のもと、最初は座学でドローンサッカーの基礎を、その後実戦トレーニングとして基礎飛行やゴールのあと素早く左右に抜ける操縦トレーニング、そしてストライカー1 vs ディフェンス3によるミニゲームなどを行いました。

JDSFではドローンサッカーの世界基準を満たした、ここDrone Soccer Arena Oita Sanctuaryで今後「DRONE SOCCER CAMP」を開催する準備を進めています。

 

午後からは公式大会「JDSF Official Cup Round 5 in OITA」です。


OECローリングドローンズ

 


オートバックスセブンWORKS TEAM

 

試合は2チームが3番勝負を行い、2勝したチームが優勝という形式です。午前中のキャンプの成果を試す機会にもなりました。

 

 

 

【結果】

オートバックスセブンWORKS TEAMが危なげない試合展開で3連勝。優勝しました。

このメンバーになって2戦目。メンバー同士の息が合ってきた感があり、ストライカー・山口選手とガイドの飯田選手のコンビネーションの良さが際立っていました。また岡選手も中盤を支配しOECローリングドローンズの攻撃の目を摘んでいました。
また、普段はキーパーを務める井選手も途中からストライカーとして出場。第2試合第2セットでは15点、第3試合では第1セットで18点を挙げるなどポテンシャルの高さが垣間見られました。

 

一方のOECローリングドローンズ

オートバックスセブンに敗れはしたものの、ストライカーの田中選手の粘り強い攻めで強豪オートバックスセブンから8得点を奪うなど健闘を見せました。全体的には機体のコンディションがいい状態に仕上がれば、もっともっと勝てるはず。ドローンサッカー創成期から大会に参加している古豪として存在感のあるチームです。

 

中﨑理事の講評

ドローンサッカーのClass40は、この広いフィールド内で行う競技なので、仲間同士の機体のポジションによって結果が大きく異なってきます。午前中のJDSF DRONE SOCCER CAMPでも体感していただいたとおり、守りのときはゴール周辺に密集陣形を取ると相手のストライカーにその陣形を破られにくいことが解かったと思います。これまで積み重ねた研鑽を集約し、成功ノウハウが詰まっているのが「JDSF DRONE SOCCER CAMP」。強いチームはこれを実践しています。OECローリングドローンズの皆さんにはこのキャンプで学んだことを思い出し実践していただければ次の大会での結果も変わってきます。そして2024年度、来年のワールドカップ日本代表選出の枠組みの中で好成績を挙げていただければと思います。2025年FIDAワールドカップではどのチームが、誰が出場しても勝てるよう、JDSFとしてClass20、Class40ともにバージョンアップできるようにサポートしてまいります。

 

今大会、参加チームが少なかったからこそできた「JDSF DRONE SOCCER CAMP & 公式大会」。ドローンサッカーの理論やこれまでにあまり取り組んでいなかったような練習法を、参加者それぞれがしっかりと心と身体に刻み、これからの練習や大会で活かしていただけることをJDSFでは期待しています。

選手の皆さん、お疲れさまでした!

 

当日、YouTubeでライブ配信しました。