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【大会レポート】JDSF Official Cup Round 6 in OITA~class40

大会レポート

2024.3.26

日本ドローンサッカー連盟(JDSF)の淡路です、こんにちは。

3月23日(土)、今年度最終戦となるドローンサッカー定期公式大会「JDSF Official Cup Round 6 in OITA」を開催しました。この日はAdvanced Class(Class40)の部。フィールドの床面が人工芝にリニューアルされて初めての大会です。

参加したのは以下のチーム。5チームがエントリーしました。

 

今大会が初出場のチームが「Hiroshima Works Team」。オーディションで選ばれた広島の精鋭5人組で、5人のうち2人はなんと中学3年生。本気で2025年ワールドカップを目指しています。


わりかしテンション高めです

 

今回この5チームによる総当たりリーグ戦を行いました。

まずは結果から

 

優勝:DRONE MOVE天草

 

第2位:オートバックスセブンWORKS TEAM

 

第3位:情報科学高校ドローンサッカー部

 

※ここからはダイジェストで

ファイナルセットまでもつれる展開が続出

ファイナルセットにもつれた試合その①
【OECローリングドローンズ vs 情報科学高校ドローンサッカー部】

1チーム当たり1日で4試合を行う今大会。初戦から機体を酷使してダメージを最小限にしたい両チームでしたが、OECローリングドローンズは一時全5機のうち4機が墜落した状態になるなど、第1セットから激しい試合になりました。

第1セットを情報科学高校ドローンサッカー部が先取しましたが、続く第2セットは8-8。OECのペナルティーによるPKを外し、ドローとなりました。

第3セットももつれにもつれ、7-7でタイムアップ。今度は情報科学高校のペナルティーによるPKでOECが得点を挙げ、このセットを8-7で奪取しました。

セットカウント1勝1敗1分けでドローとなりましたが、総得点で情報科学高校がOECを上回り、この試合に勝利しました。

 

ファイナルセットにもつれた試合その②
【DRONE MOVE天草 vs オートバックスセブンWORKS TEAM】

 

DRONE MOVE天草は久しぶりの参加となりましたが、出場できる選手の調整がつかず3名でエントリー。対するオートバックスセブンWORKS TEAMは新加入の杉田選手を迎えての一戦です。

現在ランキングでTOPを走るオートバックスセブンWORKS TEAMと、それを追いかける2位のDRONE MOVE天草の対決。数的に圧倒的不利なDRONE MOVE天草は第1セットを9-12で落としました。やはりオートバックスセブンが優位に立っていると思いきや

第2セット、オートバックスセブンのストライカーが山口選手から井選手に代わって潮目が変わりました。第2セットを10-9で競り勝ったDRONE MOVE天草が第3セットも13-12の大接戦をものにして勝利を挙げました。
上下左右から変幻自在な攻撃を見せるDRONE MOVE天草のストライカー・オカピー選手に翻弄されたオートバックスセブン、まさかの敗退でした。

 

 

ファイナルセットにもつれた試合その③
【OECローリングドローンズ vs Hiroshima Works Team】

この1戦、ちょっとした珍事(?)が起こりました。
第1セット、開始から1分35秒でHiroshima Works Teamが全員リタイアしてしまったのです。さらにOECローリングドローンズのストライカーも試合続行不能となりリタイア。両チームのストライカーがリタイアしたことで試合途中3-1でコールドゲームとなりました。(OECが第1セットを先取)


ほとんど墜落しています

 

続く第2セットも開始から間もなくOECローリングドローンズのストライカーがリタイア。防戦一方となりましたが、Hiroshima Works Team7-0となった時点でHiroshimaのストライカーもリタイア。2セット連続でコールドゲームとなりました。これはJDSFの大会では初めての出来事です。思わぬカタチでHirshima Works Teamが公式戦初めてのセット勝利を掴みました。

第3セットは損傷した機体の整備が間に合わず、OEC4機 vs Hiroshima3機での戦いとなり、2-0でOECローリングドローンズが勝利を収めました。

 

それにしても強かったDRONE MOVE天草

メンバーの調整がつかず3名で参加した今大会のDRONE MOVE天草でしたが、圧倒的な得点力を誇るストライカー・オカピー選手にゴール前を守り切ったヤマピー選手としんちゃん選手。みごと全勝で優勝を果たしました。数的不利の中で勝つのは相当難しいはずですが、3人で戦っても勝てるパターンを考えて対策を打ち実行した結果だったとのこと。フィールドの広い空間をロジカルに考えて戦うのもドローンサッカー。それをきっちり実践して勝利したDRONE MOVE天草はあっぱれと言うほかありません。

 

中﨑理事の講評

「試合の参加経験や技術の差はそれぞれのチームにあるわけですが、そのなかでベストを尽くされた結果が皆さんの心の中の感想だと思います。皆さんそれぞれに思うところがあるでしょう。それをしっかりと噛みしめていただければと思います。ドローンサッカーは早く飛んで相手にぶつけて、そしてやっつけて有利になってから点を取る。そんな考え方を持った方が今もいるのですが、いまのトレンドはできるだけ相手のドローンボールを避けて飛ぶ。つまり空いている道を行く。フィールドは高さ5mありますが、勝てるチームは縦の動きもよく考えて戦っています。そのあたりも練習していただいて、日本のレベルが上がればいいなと思います。

今日初参戦のチームを見てて思いましたが、今日一日で試合を重ねるにつれ、とても成長したと思いませんか。練習も大事ですが、試合に参加することで得られることってとても大切で他者の試合でいろんなパターンを自身の目で見て実感することが上達の一番の早道だと思います」

 

今年度最終戦となった大分第6戦。この試合をもって2022~23年度トーナメントチャンピオン、そして2023年度のシーズンチャンピオンはオートバックスセブンWORKS TEAMが獲得しました。

来月、早速2024年度の大会が始まります。また新たなスタートとしてどのチームもランキングポイントを重ねて上位を目指していただければと思います。

 

参加したチームの皆さん、お疲れさまでした!

 

この大会の様子はYouTubeでライブ配信しました。

午前の部

午後の部