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【大会レポート】『北海道知事杯ドローンサッカー大会 2024』 ~class20~

大会レポート

2024.10.4

皆さんこんにちは、日本ドローンサッカー連盟の山口です。

10月1日(火)、10月2日(水)の2日間に渡り日本ドローンサッカー連盟北海道支部運営の認定大会

『北海道知事杯ドローンサッカー大会 2024』が開催されました。

開催場所は札幌コンベンションセンターにて行われ、

1日目の予選では14チームがエントリーし2日目の決勝ブロックへの出場をかけて激しい戦いとなりました。

本レポートではそんな激戦を勝ち抜いた8チームが参加する2日目の大会内容をレポート致します。

 

参加チーム紹介

 

【星翔高等学校BIRD ONE】             【北日本SKYテック株式会社】

 

【UNiCON】                    【焼きマシュマロ】

 

【拓殖大学北海道短期大学Aチーム】         【拓殖大学北海道短期大学Bチーム】

 

【Tanu Rabbit】                  【TEAM武ダGEAD】

 

まずは今大会の結果から

 

【予選ブロック】(10/1)

【決勝ブロック】(10/2)

 

初の知事賞獲得チーム

 

優勝:星翔高等学校BIRD ONE

世界第2位の実力者星翔高等学校BIRD ONEが北海道でも大暴れ!

活動を休止していたZARAME選手も参加し、チームに一切の抜け目なし。

戦略の豊富さと卓越した技術によって予選から周りを圧倒していき、

初の北海道知事杯を優勝しました。

 

準優勝:Tanu Rabbit

決勝戦では4人という人数不利の中BIRD ONEとの死闘を繰り広げたTanu Rabbit

スガタ選手の技術力がどんどんと上がっているように感じます。

一切の無駄のないお互いをカバーしあう連携力を発揮し、

見事準優勝を手にしました。

 

3位:やきましゅまろ

3位決定戦では拓殖大学北海道短期大学Aチームと戦ったやきましゅまろ、

去年の大会では勝つことが出来なかった相手だと聞きました。

そんなライバルに今大会では3セットまでもつれる激闘を見事に勝ち抜き、

リベンジを達成し3位を獲得しました。

 

注目の1戦をお届け

 

大学生vs社会人

 

【拓殖大学北海道短期大学Aチームvs北日本スカイテック株式会社】

決勝Bブロック第5試合目戦うのは、

拓殖大学北海道短期大学Aチーム対北日本スカイテック株式会社だ。

拓殖大学北海道短期大学Aチームはこれまでの2試合とも15点以上を取っており、

周りにプレッシャーをかけています。

対する北日本スカイテック株式会社は、UNiCONに10点差をつけたり、

準優勝チームであるTanu Rabbitに2点差まで迫るなど、

その実力は計り知れません。

お互い戦績は1勝1敗この勝負で勝ったチームが準決勝へと進むことが出来ます。

始まった第1セット両者立ち上がりはやや出遅れ気味、

しっかりとそれぞれのポジションへ機体をコントロールします。

北日本スカイテック株式会社のストライカーは上を取っている!

相手の守備を崩すためしっかりと風の力を利用しています。

しかし、拓殖大学北海道短期大学Aチームも負けてはいない。

落とされる前に機体に体当たりしゴール前へとこさせない!

第1セット点数は…13-10!

拓殖大学北海道短期大学Aチーム1歩リードしました。

インターバルを挟み第2セット目

拓殖大学北海道短期大学Aチームはここで決めておきたいところ。

しかし、北日本スカイテック株式会社が食らいつく!

なかなか離れない点数差お互いの実力が拮抗している。

なんと第2セットは11対11で引き分けという結果に!

ついに決勝ブロック初めての第3セットが行われます。

インターバルタイムから伝わる緊張感

拓殖大学は引き分け以上で勝利、

負けても3点差以上でなければ総得点で勝利を得られます。

チャンスをつかんだ北日本スカイテック株式会社!

なんとしても3点差以上で勝ちに行きたいところ。

始まった第3セットお互いの実力に大きな差はない、

まさに精神力の戦い普段の実力をしっかりと出し切ることが出来るのか!

試合は間もなく後半戦拮抗している‼

1点1点が重くお互いの選手にのしかかるこの状況、

プレッシャーをはねのけ抜け出すことはできるのか!

ここで試合終了!

気になる得点は…14-12

なんと2点差です。

大きなプレッシャーをはねのけて拓殖大学北海道短期大学Aチームが勝利を手にしました。

これによりセットカウント2-0

拓殖大学北海道短期大学Aチームが見事準決勝進出を決めました。

 

【ドローンサッカーはチームスポーツだ!】

 

【日本ドローンサッカー連盟理事 中崎 寛之】

ドローンサッカーは初めはどこも社会人のチームがスタートでした。

しかし、段々と年齢層が広がり今では高校生が特に盛り上がりを見せています。

そんな今では多種多様となったチームにドローンサッカーを始めてよかったことを聞くと、

色んな選手が共通して自分たちでチームをコーディネートし、自分たちで高めあいチームワークを深めることが出来たこと

という風に答えてくれます。

ドローンサッカーはチーム戦です。

1人がうまいだけでは勝てません。

しっかりと守ってくれるディフェンスがいるから安心して攻められ、

逆に点をしっかりと入れてくれるから信じて守りに集中できる。

ゴールを入れやすくする役や相手を妨害する役など、

どれか一つ欠けるだけで強いチームにはなれません。

ドローンサッカーはバリアフリースポーツであるからこそ、

年齢、性別の関係ないチーム構成、

そこから生まれる多様な戦術の数々。

選手の皆さんはこれからもチーム内の結束を高め、

一つ上の強さを目指していってください。

選手の皆さんお疲れ様でした。