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【大会レポート】JDSF Official Cup Round 5 in OITA~class20~

大会レポート

2024.11.15

皆さんこんにちは日本ドローンサッカー連盟の山口です。

11月17日(日)、今年度5回目の公式試合JDSF Official Cup Round 5 in OITAを開催致しました。

今回は6チームがエントリーしており、総当たりによる様々な戦略が飛び交う試合となりました。

 

参加チーム紹介

 

【呉青山中学・高等学校ドローン部】                        【Uemura Children】

 

【情報科学高校ドローンサッカー部】                        【JKD】

 

【DRONE SETOBARA】                                       【Setobara Illusion】

 

 

まずは今大会の結果から

 

 

優勝:情報科学高校ドローンサッカー部

第4回大分大会に続きまたも全戦全勝を達成した情報科学高等学校ドローンサッカー部

初めて大会に参加する1年生もレベルの高い操縦技術を持っており大活躍!

そして2年生のかいかい選手とわちこ選手はなんと公式大会で1セット中に37点を記録しました。

37点は日本最高得点としてドローンサッカーの歴史に刻まれる偉業です。

期待に応える大活躍をみせ、見事優勝に輝きました。

 

準優勝:JKD

1回戦から同じ部内チームに敗れたJKDでしたが、

試合内容は全試合中1位といえるほど堅実な試合展開を行いました。

全5試合中なんと2試合で完全勝利(1点も取られずに勝利)を収め、

卓越したディフェンス技術と着実な得点力を発揮しました。

惜しくも優勝は逃しましたが、準優勝を獲得しました。

 

3位:呉青山中学・高等学校ドローン部

ユズキ選手とユウト選手のストライカーコンビが輝く呉青山中学・高等学校ドローン部

大事な試合では円陣を組み士気を士気を上げるなどチーム内の結束力はどのチームにも負けていません。

ユウヤ選手・オウガ選手・アリサ選手の息の合ったディフェンスにより、

多くのセットで先制点を獲得し、常にリードをキープするような立ち回りが魅力的でした。

最後まで熱い戦いを繰り広げ3位に入賞しました。

 

ここからはダイジェストで

 

勝利はどちらに⁉ 同門対決!

【DRONE SETOBARA vs Setobara Illusion】

午前の部第5ゲーム対戦チームはなんと

DRONE SETOBARA対Setobara Illusion の同門対決となりました。

試合経験のあるSetobara Illusionに対しDRONE SETOBARAは

数回の練習しか行えていないとのこと勝負は始まる前から決まってしまっているのか

始まった第1セット先制点はSetobara Illusion!

かずきんぐ選手とさこち選手のストライカーとしての実力が光っている

得点差を埋めたいDRONE SETOBARA ストライカーのバブ選手とボブ選手が攻め立てる。

第1セット得点は7対15でSetobara Illusionがとりました。

続く第2セットDRONE SETOBARAは何とか一矢報いたいところ。

開幕は少し睨み合いながらもSetobara Illusionが先制第1セットと同じ展開になるのか⁉

しかしストライカーバブ選手とボブ選手1セット目で対策が出来たのか、

ゴール前のディフェンダーをすり抜ける!すり抜ける!!

なんとか防ぐSetobara Illusionここで第2セット終了!

第2セット得点は8対6 でDRONE SETOBARAがとりました。

誰が予想できたのか始まった第3セット!

バブ選手とボブ選手の勢いを止められるのか!

まずは先制Setobara Illusionしかし、最早有利の判断材料にはなりません

DRONE SETOBARAのストライカーが攻める。

しかし、待ち構えるはSetobara Illusionヘッドコーチ兼ディフェンダーのめぐりん選手だ!

チームメイトのばねっち選手とぶちょ選手とともにゴール前のさらに前の段階で、

ドローンの風を使い完全にシャットアウトしている!

戦略がはまっていてストライカーがなかなか近づけない。

ここで運命の第3セットが終了し得点は0-6

Setobara Illusionしっかりと経験者の強さをみせ最終セットは失点0に抑えました。

これにより2セット先取でSetobara Illusionが勝利をつかみました!

 

涙か笑顔か運命の2位決定戦

【JKD vs 呉青山中学・高等学校ドローン部】

午後の部最終ゲームはついにこの組み合わせがやってきた、

2つの学生チームJKD対呉青山中学・高等学校ドローン部の対決です。

どちらも現在3勝1敗このゲームを獲得したどちらかのチームが2位の座を手にします。

ここで呉青山中学・高等学校は円陣を始めました。

コジコジヘッドコーチの掛け声のもと選手達が気合を溜めていく

緊張の中始まった第1セット先制はJKD!

いやいや同時得点!呉青山中学・高等学校ドローン部もすぐに入れていく。

得点ペースはJKDが有利か⁉段々と点差がついている!

ストライカーの首藤選手と宝満選手の勢いは止まらず、

小細工なしの正面突破でゴールへと突き進む!

第1セット得点は17-8でJKDがとりました。

インターバルタイム中、呉青山中学・高等学校ドローン部の雰囲気が下がっているのか、

見かねたこじこじコーチが「最後まで笑顔で行こう」と声をかける!

それに呼応するように作業中の選手の顔にも笑顔が見えてきた。

これで決まるのか負けられない第2セットが始まりました。

立ち上がりはほぼ互角!一時も気が抜けません3分間がとてつもなく長く感じる

試合中盤JKDのストライカーの強烈なロングシュート!は決死のブロック!

飛び出したのはアリサ選手!しかし反動で機体が落ちてしまった!

味方のための決死のディフェンス!ここで防いだ1点はとても大きい、

残り2機のフィールドプレイヤーでなんとか凌いでいく!

ここで試合終了!得点は16-9でJKDの勝利です。

ドラマたっぷりの最終ゲームはJKDが制しました

 

世界を目指して

【日本ドローンサッカー連盟理事 中崎 寛之】

 

第5回大分大会はドラマに次ぐドラマ壮絶な総当たりとなりました。

総当たり戦では試合をやり抜く体力や集中力の継続、

機体の消耗で修理が追い付かないなど様々なトラブルにも見舞われたことと思います。

日本のレギュレーションは厳しくインターバルタイム終了までに、

スカイフェンスの中へ間に合わない機体はそのセットは出せないという様な、

FIDAの国際ルールに添い特に時間に厳格なレギュレーションで運営しています。

 

その理由は、ドローンサッカーがもっと普及し日本で世界大会が行われたときや、

皆さんが海外の試合に参加する際にすぐに順応できるようにサポートするためです。

今年の5月に行われた世界戦でも参加されたチームは少ない時間の中、

機体のメンテナンスや試合順の確認など様々なことをしており、

非常に忙しくなります。そんな中でもしっかりと試合準備を整えられる。

そんな力を身につけていただきたいと思いますので、

これからも厳格なレギュレーションで大会を行っていきます。

来年の9月にはWorld Cupが開催されますが、

出場に向けた枠組みについては2月から5月に全日本大会が行われます。

海外へと挑戦するチャンスが皆さんにはあるので、

是非本気で取り組んでいただき、ドローンサッカーの技術を磨いてください。

 

 

【お知らせ】

今大会もカメラマンさんが撮影した写真が販売されます。

大会レポートにはない魅力的な写真が数えきれないほどありますので、

閲覧してみるだけでも楽しいですよ。

閲覧は無料ですので是非自分の活躍をのぞいてみてください!

※詳しくは下記掲載のチラシをご参照ください

 

次回の大会でお会いしましょう!

選手の皆さんお疲れ様でした。