【大会レポート】JDSF Certification Cup Round 4 in Yokohama ~class20
大会レポート
2024.11.26
皆さんこんにちは、日本ドローンサッカー連盟(JDSF)の山口です。
11月23日(土)日本ドローンサッカー連盟神奈川支部運営の認定大会
「JDSF Certification Cup Round 4 in Yokohama」が開催されました。
開催場所は「神奈川県建設業会館」にて行われ、8チームがエントリーし、
新チームの混ざり合う予測不可能な大会となりました。
参加チーム紹介
【星翔高等学校 BIRD ONE】 【サイワークス横浜】
【ゴラッソサイタマ】 【クローバー】
【Team KRC】 【サンダーサイタマ】
【ひみつきち】 【チーム・ハヤブサ】
まずは今大会の結果から
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優勝:星翔高等学校BIRD ONE
先月行われた北海道認定大会に引き続き、横浜認定大会でも実力を見せつける星翔高等学校BIRD ONE
今回のメンバーにはなんと公式や認定格式の大会初出場の1年生選手が入っており少し緊張した面持ちでしたが、
試合中ではガラッと一変、先輩から受け継いだ技術を発揮し先輩選手に迫る活躍でした。
世代が変わっても変わらない強さで見事優勝を獲得しました。
準優勝:サイワークス横浜
今大会主催の神奈川支部直属のチームであるサイワークス横浜
予選をストレートに勝ち抜き、地元神奈川の強さを示しました。
特にストライカーのユッキー選手とタマちゃん選手のコンビネーションは一級品で、
チームが苦しいときでもここぞという場面で得点を決めチームを準優勝に導きました。
3位:チーム・ハヤブサ
敗者復活戦を見事に勝ち抜き決勝リーグへと駒を進めたチーム・ハヤブサ
相手チームの実力にあわせ戦略を練っており、堅実な試合展開が強みです。
ドローンボールのトラブルがあっても冷静に対応するなど大会で大事な要素を多く持っています。
今大会では、チームの結束を十分に発揮し3位に輝きました。
注目の一戦をお届け
白熱の戦い!ブービー賞は誰の手に?
【ひみつきち vs サンダーサイタマ】
午後の部最終試合第14ゲームブービー決定戦!対戦するのは、ひみつきち vs サンダーサイタマ
今大会最終試合1勝は持って帰りたいところ、両チームに気合が入ります。
始まった第1セット両チーム開幕からロングシュートを狙いに来るがゴールポストに弾かれてしまう!
しかし、ひみつきち のストライカー ショウヘイ選手が体勢を立て直しじわじわとゴールに詰めていく。
ショウヘイ選手はなんと今大会最年少の小学3年生ですが、ドローンの操縦は上級者並みです。
ここで1セット目が終了得点は2-3ですが、ひみつきちにペナルティ3ということで得点改め2-5!
このセットはサンダーサイタマがとりました。
実力差はあまりない接戦です。ゴール前でのドローンボールの制御が試合展開を握っていそうです。
続く第2セットですが、最終戦ともありドローンボールの消耗が気になります。
特にひみつきちは4人での勝負、1人減ることには大きなリスクが伴ってしまう!
メンテナンスも実力のうちですが、万全の態勢で挑めるか!?
始まった第2セット開幕のロングシュートはまたも両チームとも弾かれてしまう。
ここからの立て直しで差がつきそうだ!
このセットは取っておきたい ひみつきち、しかしここでトラブル発生、次々とドローンボールが落ちている!
試合後半3-3どこまでも気が抜けない状況が続きます。
ここでサンダーサイタマのスパイシー選手とハギパン選手とYUZHOU選手のコンビネーションプレイで、
ひみつきち の落ちたストライカーが完全に抑えられており復帰不能に!
さらにはディフェンダーヒナタ選手も落ちてしまいカッカ選手のみの防戦一方な状況となりました。
サンダーサイタマこのチャンスを見逃しません、一気にゴールへと詰め寄っていく!
ひみつきち にとってはまさに泣きっ面に蜂!コーチであるカッカ選手に子供たちが期待を寄せます。
残り40秒ほど1点でも入ればサンダーサイタマが勝利に近づいてしまうが守り抜けるか!
圧倒的不利の中、弾く!弾く!さらに弾く‼不屈の意思で立ち上がってくるカッカ選手のドローンボール!
子供たちの応援の力なのか完璧なタイミングでストライカーを弾く!
これが応援のなせる業!とてつもない覚悟と集中力だ!
残り5秒4.3.2…守り切ったー‼
第2セット得点は3-3で引き分け!第3セットまでもつれました。
なんとか首の皮1枚をつないだ ひみつきち!誰も予想しなかった結果を作りました。
しかし、まだ気は抜けません第3セットはひみつきちが4点差をつけて勝利しない限り
総得点によりサンダーサイタマが勝利します。
3点差であればセットカウント総得点同一となり今大会初のサドンデスもあり得ます。
運命の第3セット勝つのは見事な連携で相手を追い詰めたサンダーサイタマか、
逆境の中すべてを跳ね返し逃げ切ったひみつきちか全く予想ができません。
開幕ロングシュートをサンダーサイタマが決めたー!ついにゴールの感覚を把握し先制の1点を奪い取りました!
負けていられない!ひみつきち 少し焦っているのかゴール前で立ち往生している。
しかし、ひみつきち の守護神カッカ選手その後の加点は許してくれないしっかりとゴール前を固めています。
点差が少ないうちに詰め寄りたい ひみつきち ですが焦らず冷静にプレイすることが出来るのか!
試合は後半戦両チームともドローンボールが悲鳴を上げている!なかなか上がらず限界が近そうです。
ここで試合終了!気になる得点は0-4!
これによりまして壮絶な最終14ゲーム、ブービー賞決定戦勝者はサンダーサイタマ‼
大会での成長
【日本ドローンサッカー連盟理事 中崎 寛之】
今回の大会はチームごとに成長を感じられました。
1試合ごとにドローンボールの操縦技術の精密さやフォーメーションの選択など、
実戦だからこそ学べるものをどんどん吸収しており、予測できない試合展開も多く生まれました。
日々の練習も大切ですが実戦を経験することで、より練習に深みが出てきたり、
どんな試合状況でも対応できる力を身につけることが出来ます。
日本のドローンサッカーの実力は世界でも上位にあり、
5月の世界大会ではclass40で4位class20で星翔高等学校BIRD ONEが世界で2位とトップを狙える位置まで来ています。
星翔高等学校BIRD ONEが強いだけと思っている方もいるかもしれませんが、そうではありません。
どのチームもそうですが、初めから強かったわけではありません。大会に出て気づいたことを練習で改善し、
また大会でその成果を確認するこのサイクルこそ強くなるための定石です。
皆さんには積極的に公式・練習問わず試合に出ていただきたいと思います。
【お知らせ】
今大会もプロカメラマンさんが撮影した写真が販売されます。
大会レポートにはない魅力的な写真が数えきれないほどありますので、
閲覧してみるだけでも楽しいですよ。
閲覧は無料ですので是非自分の活躍をのぞいてみてください!
※詳しくは下記掲載のチラシをご参照ください
次回の大会でお会いしましょう!
選手の皆さんお疲れ様でした。
日本国内でDrone Soccerを楽しまれるTeam・Playerの皆様へ
FIDA(国際ドローンサッカー協会)正規会員資格取得について
ドローンサッカーを楽しむすべてのTeam・Playerに大切なメッセージです。
国際規格に沿って執り行われる国際大会(世界選手権・ワールドカップ)への
参加資格及び、競技会の運営資格に関する取り決めについて、
FIDAと、一般社団法人日本ドローンサッカー連盟との間では
日本国内の運営について唯一公式な運営資格を保有しています。
2025年9月に韓国チョンジュで行われる、第1回ワールドカップへの日本代表チームの
育成、選出に取り組んでまいりますので、皆様のご参加と応援をお願いいたします。
一般社団法人日本ドローンサッカー連盟(JDSF)はグローバルで公式認定された
日本で唯一のドローンサッカー公式団体です