【大会レポート】JDSF Official Cup Round 6 in OITA~class20~
大会レポート
2025.1.22
皆さんこんにちは日本ドローンサッカー連盟の山口です。
1月19日(日)、今年度6回目の大分の公式大会『JDSF Official Cup Round 6 in OITA』が開催されました。
今回は8チームのエントリーを頂き、予選トーナメントからドラマチックな展開のある大会になりました。
参加チーム紹介
【星翔高等学校 BIRD ONE】 【呉青山中学・高等学校ドローン部】
【情報科学高等学校ドローンサッカー部】 【JKD】
【KIT-SUKI】 【ポンポンみかん】
【OECローリングドローンズ】 【AUTOBACS SEVEN WORKS】
まずは今大会の結果から
優勝:星翔高等学校 BIRD ONE
今大会も、コンビネーション・個人の操縦技術を共に、高水準に仕上げて
変わらない強さを発揮した星翔高等学校 BIRD ONE
接戦になるシーンもありましたが、見事に全ゲームを勝ち抜いて
栄えある優勝を手にしました。
準優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS
今期初出場を果たしたAUTOBACS SEVEN WORKS
メンバーに『岡P』『かいかい『ショータイムしょうた』の3名が加わり
大会を通じて個々の連携を整えているようでした。
新メンバーの活躍により、見事準優勝を獲得。
3位:情報科学高等学校ドローンサッカー部
選手メンバーが大きく変わっている情報科学高等学校ドローンサッカー部
2年生も、1年生も、安定感が前回より大幅向上してきており、
多様なメンバーが織りなす多種多様な戦術を見せてくれました。
絆の力を発揮し3位を獲得しました。
ここからはダイジェストで
注目の第1ゲーム
【星翔高等学校 BIRD ONE vs KIT-SUKI】
午前の部 第1ゲーム 対戦するのは
星翔高等学校 BIRD ONE 対 KIT-SUKI
大会の1ゲーム目であり、両チームとも緊張した面持ち。
ここで負けると早くも、5位以下が確定してしまう大事な初戦です。
第1セット
キックオフシュートを狙い、両チームのストライカーがゴールへと迫ります。
先制点を決めたのは星翔高等学校 BIRD ONE!
『やましょー選手』と 『いっちゃん選手』の交互にゴールへと迫る見事な連係プレーが
KIT-SUKIの 『純一選手』と『 増永選手』のディフェンスを掻い潜ります。
止まらない波状攻撃で第1セットから驚きの高得点になりそうな展開。
KIT-SUKIのストライカー 『真也選手』も『 伸二郎選手』と連携して攻めますが、
星翔高等学校 BIRD ONEの 『BARAM選手』と 『マトマス選手』と
『マッスルメット選手』のゴールの前にコンクリートの壁があるかのごとくの
固いガード!息の揃ったディフェンスにKIT-SUKIは苦戦を強いられています。
ここで第1セット終了。得点は23-5
第1セットは星翔高等学校 BIRD ONEが獲得!
23点をもぎ取り、対戦相手のKIT-SUKIも、
観ている他のチームにもプレッシャーがかかります!
続く第2セット
KIT-SUKIはこのセットを獲得できなければゲーム敗決定です。
ここで星翔高等学校 BIRD ONEのヘッドコーチが動きます!
メンバー交代がアナウンスされ、ストライカー が、『やましょー選手』から、
『ひよちゃん選手』に変更されました。
第2セットスタート早々に華麗に飛び出したのは
ストライカーとして入った、 『ひよちゃん選手』!
KIT-SUKIのストライカーも動く!
『真也選手』も『 伸二郎選手』と共にゴール前へと迫る!
緊迫の3秒!
先にゴールを決めたのは星翔高等学校 BIRD ONE!
しかし、KIT-SUKIもすぐに立て直し、ゴールを決めてイーブンに戻す!
踏ん張りたいKIT-SUKIですが星翔高等学校 BIRD ONEの波状攻撃に、
デイフェンスが対応に追われてしまい、ゴール前が徐々に空いて行く!
KIT-SUKIは苦しい展開に!
ここから状況を変えることが出来るのか・・・
お互いに攻め切り第2セット終了、得点は21-9
星翔高等学校 BIRD ONEがこのセットも21得点を挙げてセット獲得!
セットカウント 2-1で第1ゲームの勝者は 星翔高等学校 BIRD ONEに決定!
2024年5月の第2回世界選手権大会でclass20のJAPAN代表として世界2位を
もぎ取ったチームの実力は流石でした!
高校部活動ならではの、共通課題である進級や卒業によるチームメンバーの変動に
対して、チーム力を維持することは、難しい課題ですが、
見事に伝統技を継承しつつ、新しいチーム力を発揮していました!
決勝リーグでまさかの展開!
【情報科学高等学校ドローンサッカー部 vs AUTOBACS SEVEN WORKS】
第9ゲーム (決勝リーグ)の対戦は、日本で最初のドローンサッカー部である、
情報科学高等学校ドローンサッカー部と元祖ドローンサッカーチームの
AUTOBACS SEVEN WORKSは、今までにclass40で何度も対戦を重ねたライバル同士。
そんな両チームが、class20の決勝リーグで対戦!
第1セット
キックオフシュートは両チーム共に、ゴールに弾かれてしまう!
ディフェンダーがじわじわとフォーメーションを固める中、
先制はAUTOBACS SEVEN WORKS。
情報科学高等学校ドローンサッカー部も続く!
拮抗の序盤戦、第1セットはどちらが奪取するか?
セットの後半8-7・・・
AUTOBACS SEVEN WORKSが優勢をキープしている展開だが・・・
ストライカー『 岡P選手』のドローンボールが落下してリタイヤ!!!
情報科学高等学校ドローンサッカー部は、このチャンスを逃さない!
1人になったストライカー 『コウシロウ選手』のドローンボールに一斉攻撃を行い
追い込んで行く展開に!
そして、AUTOBACS SEVEN WORKSはのストライカーは2人共にリタイヤに追い込まれる!
情報科学高等学校ドローンサッカー部が一気に猛攻!・・・
しかし、残り時間は1分。
5機全員で一気呵成にゴールを攻める情報科学高等学校ドローンサッカー部 は
逆転できるのか…
ここでセット終了! 得点は8-11
情報科学高等学校ドローンサッカー部が逆転成功! ペナルティはありません。
このまま第2セットも連取してゲームを勝利することができるのか!?
緊張感漂う第2セット
開始早々のキックオフシュート!
決めたのはAUTOBACS SEVEN WORKSの、『かいかい選手』
AUTOBACS SEVEN WORKS は、序盤から得点を重ね優勢!
情報科学高等学校ドローンサッカー部 は、1セット目のように逆転できるのか?
AUTOBACS SEVEN WORKSのディフェンダー の、『ショータイムしょうた選手』が
ゴール前中央をガッチリキープして、味方ディフェンダーに冷静な指示を出しつつ守備を固める!
ここでセット終了。 得点は24-7
AUTOBACS SEVEN WORKS がこのセットを獲得して
セットカウントを戻しました。
運命の第3セット
開始早々に同時得点!拮抗した展開でお互いに1点を取り合うシーソーゲーム!
序盤は両チーム好調!
セット中盤で、AUTOBACS SEVEN WORKS が得点差を徐々に付け始める展開に!
情報科学高等学校ドローンサッカー部は猛追なるか?・・・
ここでセット終了。 第3セットの得点は23ー10
AUTOBACS SEVEN WORKSがこのセットを奪取!
このゲームは、セットカウント2-1 AUTOBACS SEVEN WORKSの勝利です。
情報科学高等学校ドローンサッカー部にとっては、1セット目で先制するも悔しいゲーム展開でした。
しかしながら歴史のある高校生チームの、チームワークや個人技は目を見張るものがあります。
次の大会に大きな期待が高まります。
日本から世界へ
【日本ドローンサッカー連盟理事 ・大会組織委員長 中崎 寛之】
今回のJDSF Official Cup Round 6 in OITA~class20~は全14ゲームが行われて、
ドラマのような、拮抗した展開の多い大会でした。
公式戦や認定大会には多様なチームが実力を磨いて、参加いただいています。
開催ごとに見ていると、技術や連携プレーの質が向上していますし、新しいチームも増えてきていて
ムーブメントの波を感じています。
Drone Soccer はまだまだ発展途上ではありますが、
いよいよ今年の9月には、世界で初めてのWorldCupが開催されます。
WorldCup進出の前提として、5月24日~26日には、ここDrone Soccer Arena OITAで
【第1回 JDSF Drone Soccer全日本選手権大会】を開催いたします。
この大会では、各classの優勝チームには国家代表チームとしてワールドカップに出場する権利が付与されます。
エントリーの締め切りは4月20日です。
公式ホームページで詳細を公開していますのでご確認ください。
皆様のエントリーをお待ちしております。
次回の大会でまたお会いしましょう!
選手・コーチの皆様 お疲れ様でした。