【大会レポート】JDSF Official Cup Round 5 in KYOTO ~Challenge 3×3 (class40)~
大会レポート
2025.2.20
皆さんこんにちは
日本ドローンサッカー連盟の山口です。
2月15日(土)、公式大会 JDSF Official Cup Round 5 in KYOTOで
今期2回目となる、「Challenge 3×3 (class40)」が開催されました。
4チームがエントリーして午前はエキシビジョンゲームとして組み合わせフリーの練習ゲームを行い、
午後からは総当りによる、優勝をかけた熱いゲームが繰り広げられました。
参加チーム紹介
【SDA RISE】 【ごっつドローンオオサカ】
【サイワークス横浜】 【eドローンアカデミー】
まずは今大会の結果から
優勝:SDA RISE
3名ともストライカーを順番に行うなど、戦略の幅が広く
どのゲームでも対戦相手に合わせた柔軟な対応力を見せました。
第1回目の、Challenge 3×3では準優勝でしたが
早くも第2回目で見事優勝を掴みました。
準優勝:ごっつドローンオオサカ
class40公式大会の最年少選手「ゆうま選手」を擁する
ごっつドローンオオサカ
class20の大会経験を活かして初出場で見事、準優勝を獲得しました。
3位:サイワークス横浜
第1回目のChallenge 3×3では、2名での参加でしたが、
今回は4名に増員し、更に戦力を強化して参戦したサイワークス横浜
今大会でもゲームを重ねるごとに、チーム内連携が洗練され行き、
見事3位に入賞しました。
《ここからはダイジェストで》
《リベンジなるか?対戦再び!》【SDA RISE vs サイワークス横浜】
総当り戦 第3ゲームでは、SDA RISEと サイワークス横浜が激突します。
第1回目のChallenge 3×3 (class40)では、接戦を繰り広げた末に、
サイワークス横浜が惜しくも敗北しました。
しかし、早くもリベンジのチャンスが訪れた今、どちらのチームが勝利を収めるのでしょうか。
勝敗を予測することは、極めて困難です。
第1セット
第1セット開始早々、SDA RISEの「INO選手」が見事なキックオフシュートを決め
このセットの流れを作りだします。
相手ディフェンスを巧みにかわし
ゴールへと飛び込んだ「INO選手」のプレーは、非常に印象的でした。
一方、サイワークス横浜も素早い反撃を見せます。
ストライカー「パタン選手」が「GOKU選手」をかわしてゴール前に迫ります。
瞬時に相手の隙を突いた「パタン選手」は、トップスピードでゴールを目指し
わずかな隙間を見逃さず精密なシュートを決めました。
この様に、両チームの実力は拮抗してゲームは一進一退の展開に!
ここでセット終了!
第1セットは9-9の引き分けとなり、
次セットに向けて両チーム共に、緊張感に包まれます。
第2セット
第2セットを先制したのは、SDA RISE!
「INO選手」のストライカー技術が再び光ります。
サイワークス横浜の「リボン選手」と「まゆちん選手」は
相手のペースに圧倒され、連続得点を許してしまいます。
その結果、得点差は次第に広がり、SDA RISEが優位な展開に!
サイワークス横浜は「パタン選手」が反撃を試みますが、追いつくことは叶いません。
ここでセット終了!
第2セットは15-10で、SDA RISEが制しました。
ここまでで、大きなリードを獲得しましたが、油断は禁物です。
第3セット
勝敗を決する第3セットでは、サイワークス横浜は
6点以上の差をつけ勝利する必要があります。
この厳しい状況下、両チームは最後の力を振り絞り戦います。
第3セット開始早々、先制点を奪ったのは「パタン選手」でしたが
直後に「INO選手」がすかさず得点を返し、再び接戦に!
白熱した第3セットは、シーソーゲームの様相を呈します。
残り1分を切ったところで、サイワークス横浜はオフサイド解除に時間を要し、
その隙を見逃さず、SDA RISEが攻めに転じて徐々に得点差が開く展開に!
残り時間が削られて行く中で、サイワークス横浜の逆転は難しい状況です。
ここでセット終了!
15-7でSDA RISEが勝利を収め、
セットカウント2-0でゲームを制しました!
全セットを通じて両チームの実力が拮抗し、どのセットも最後まで目が離せない展開でした。
特に、第1セットから第3セットまで、どちらが勝利してもおかしくない状況が続きましたが、
SDA RISEの戦略性と、集中力を維持する力が、最終的に勝利へと繋がりました。
サイワークス横浜の堅実なプレーも光りましたが、このゲームはSDA RISEが制しました。
改めて、ドローンサッカーの競技は戦略的思考とチームワーク、そして集中力の維持などの
難しさと魅力を感じるゲームでした!
《新たなエース誕生!》
【ごっつドローンオオサカ VS eドローンアカデミー 】
午後の部 総当り戦 第4ゲームでは、ごっつドローンオオサカと eドローンアカデミーが対戦します。
Challenge 3×3 (class40)初参加のチーム同士の対決であり、
注目は、ごっつドローンオオサカの「ゆうま選手(9歳)」は、class40公式大会の最年少選手です。
その表情には、緊張感と期待感が入り混じっており、ゲームに向けた準備が整った素敵な表情を見せています。
第1セット
ゲーム開始と同時に、class40の力強いモーター音が会場に響き渡ります。
最初に得点を挙げたのは、ごっつドローンオオサカの「だいや選手」!
少し遅れて、eドローンアカデミーもプレィヤーの数的不利を乗り越えて
得点を重ねましたが、すでに2得点の差がついており、
逆転を狙うには、起死回生の一手を必要とする展開となっています。
eドローンアカデミーの、ストライカー「オキ選手」は正確なホバリングで、
ゴール前に確実に迫りますが、ここで大会最年少の「ゆうま選手」が、
タクティカルなディフェンスを展開します。
的確にストライカーを上から抑え込み、
ゴールへの軌道を逸らす見事なディフェンスを見せました。
ここでセット終了!
得点は32-4!
第1セットは、ごっつドローンオオサカが獲得しました。
圧倒的な得点力と守備力を、ごっつドローンオオサカが発揮しました。
第2セット
第2セットは、ごっつドローンオオサカに、ポジション変更があり、
「だいや選手」に代わり、「ゆうま選手」がストライカーとして登場します。
9歳という若さで、大人の選手相手にどのようなプレーを見せるのか、場内からの注目が集まります。
ゲーム開始直後、「ゆうま選手」のキックオフシュートが
eドローンアカデミーのディフェンダー、「タンクへイン選手」に襲い掛かります。
ゴール前で両者が激しく絡み合い、お互いに一歩も譲らない状況が続きます。
集中力と根気の勝負となり、ゴール前の攻防を制したのは、「ゆうま選手」でした。
卓越した集中力と操作技術で、見事先制点を獲得しました。
その後、eドローンアカデミーは、「オキ選手」の正確なシュートで反撃を試みますが
ごっつドローンオオサカの「さやか選手」と「だいや選手」が、
見事な連携ディフェンスでゴールへの軌道を逸らし、「オキ選手」が、
シュートに費やす時間を消耗させることに成功!
残り10秒、両チームは最後の得点を狙いますが、果たして決めることはできるのか・・・
ここで第2セット終了!
得点は15-3
第2セットも、ごっつドローンオオサカが獲得し、
セットカウント2-0で、ごっつドローンオオサカが勝利を収めました。
驚くべきことに、9歳の「ゆうま選手」は、ストライカーとフィールドプレイヤーの
2つのポジションを器用にこなして、チームに勝利をもたらしました。
今までの、class20大会への参加経験が活かされ、
今回のclass40でもその経験と能力が存分に発揮されていました。
挑戦と成長
【日本ドローンサッカー連盟理事 大会組織委員長 中﨑 寛之】
JDSF Official Cup Round 5 in KYOTO~class40 Challenge 3×3は
今期2回目の開催となり、Challenge3×3の奥深さが見えた大会でした。
ツートップワンバックシステムや、ハーフライン手前でのディフェンスなど、
1ゲームごとに、様々な戦術が生まれています。
大会では、試して上手く行かない事や、悔しい事が頻繁に起こります。
それでも、周りのサポートを受けながら乗り越えることで、戦術パターンが生まれて
勝利パターンも形成されて、勝利の栄誉を呼び込めます。
結果にかかわらず、大会出場を経て得られるモノを、是非感じてください。
このchallenge 3×3 で経験したゲーム感や戦術、操縦技術は、
必ずフルスケールのスカイフェンスで行う、class40の競技でも活かされます!
世界を目指す、最短ルートだと確信しています。
次回の大会でお会いしましょう!
選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。