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【大会レポート】JDSF Ofiicial Cup Round 5 in KYOTO ~class20~

大会レポート

2025.2.21

皆さんこんにちは

日本ドローンサッカー連盟の山口です。

2月16日(日) 、公式大会「JDSF Official Cup Round 5 in KYOTO~class20~」が開催されました。

7チームがエントリーし、小学生から79歳まで様々な年代の方が参加され、

年齢や性別のを飛び越えた、白熱した大会となりました。

午前は予選トーナメントと敗者復活戦、午後は決勝リーグ・順位決定戦が開催されました。

 

参加チーム紹介

 

【星翔高等学校 BIRD ONE】              【星翔高等学校 BEE ONE】

 

【ごっつドローンオオサカ】              【eドローンアカデミー】

 

【KUASドローンサークル】              【Tanu Rabbit】

【ゼルクチェルシー】

 

まずは、今大会の結果から

 

優勝:星翔高等学校 BIRD ONE

全てのゲームを通して様々な選手が登場する程、選手層が厚く、

戦略性に長けているチームである星翔高等学校BIRD ONE!

選手達は、どのポジションでも対応できる操作技術を持っており、

抜きん出た力を発揮して優勝を掴みました。

 

準優勝:KUASドローンサークル

星翔高等学校BEE ONEとのサドンデス勝負など、

痺れるゲームを、チームの絆で乗り越えたKUASドローンサークル。

これまでリーダーを務めていた、「たいち選手」の引退大会でもあり、

チームの絆で、初の準優勝に輝きました。

「たいち選手」!永らくのチームビルテイング。お疲れさまでした!

 

3位:Tanu Rabbit

3名で、数的不利の中を戦い抜いたTanu Rabbit。

「すがた選手」のストライカーとしての技術も大会ごとに精度を上げてきており

得点力も仕上がりつつあります!

また、守りの要「kou No.1選手」の単独ディフェンスは、

鉄壁の守りを披露しており、働きは2人前以上!

激闘を潜り抜けて、3位を獲得しました。

 

 

《ここからはダイジェストで》

 

《高校生 VS 大学生》

【星翔高等学校 BIRD ONE VS KUASドローンサークル

ファイナルリーグ第8ゲーム

対戦するのは、星翔高等学校 BIRD ONEと、KUASドローンサークル

星翔高等学校 BIRD ONEは、既に1勝を挙げて優勝に王手をかけています。

一方、KUASドローンサークルは、午前のゲームで、星翔高等学校 BIRD ONE

敗れたものの、その後に敗者復活戦で、星翔高等学校 BIRD ONE後輩チームである、

星翔高等学校 BEE ONEに対して、接戦を繰り広げ、ゲームカウントをドローに持ち込み、

最終勝敗確定ルールである「サドンデス」の末に勝利を掴み取り

ファイナルリーグの舞台へ進出してきました!

第1セット

第1セット開始と共に、先制攻撃を仕掛けたのは、星翔高等学校BIRD ONE!

「はなちゃん選手」と「いっちゃん選手」が素早い動きでゴールに迫り、

ディフェンスの、わずかな隙を突いて次々と得点を決めます

彼らの放つシュートは、まるで針の穴を通すかのごとく正確無比!

次々と得点をもぎ取り、KUASドローンサークルを追い込みます。

ここで動いたのは、KUASドローンサークルのストライカー「アーサー選手」!

相手チームのドローンボールを巧みに回避し、見事な突破力で1点を奪取!

反撃の狼煙を上げることが出来るのか・・・

ここでセット終了!

第1セット、得点は18-7

星翔高等学校 BIRD ONEが、セットカウントをリードしました。

KUASドローンサークルは、インターバルタイムを利用して、

ドローンボールを外気で冷却しながら、冷静に次のセットへ向けた準備を整えています。

※発熱したモーターを、外気を利用して冷却するという手法ですね!

第2セット

第2セット、星翔高等学校 BIRD ONEが選手交代!

ストライカーを「ハナちゃん選手」から、「ZARAME選手」に交代し、

フィールドプレイヤーは「BARAM選手」「ひよちゃん選手」から、

「マトマス選手」「ZONE 西野選手」に交代しました。

選手層の厚さを活かし、セット毎に戦術を変化させるのもドローンサッカーの醍醐味のひとつ。

対戦チームの戦術やプレースタイルを分析して、最適な布陣を組み立てていきます。

第2セット・・・

星翔高等学校 BIRD ONEが先制点を決めました。

「ZARAME選手」がトップスピードで繰り出すキックオフシュートから、

連続してゴールを潜り抜けて得点を重ねていきます。

一方、KUASドローンサークルは、ヘッドコーチ兼選手である「たいち選手」が司令塔となり、

常に冷静な指示を出して、プレイヤーのポジションを立て直して行きます!

ここからの逆転はあるのか! 高校生 vs 大学生の対決に目が離せません。

※KUASドローンサークルのチーム内指示は英語です 国際色豊かなチームならではです!

ここでセット終了!

第2セット 得点は5-19

星翔高等学校 BIRD ONEがこのセットを獲得し、

セットカウント2-0で、星翔高等学校 BIRD ONEが勝利を掴み取り

今大会の優勝を確定させました

 

 

《世代を超えた対決》

【ごっつドローンオオサカ VS ゼルクチェルシー

順位決定戦 第11ゲーム

対戦するのは、ごっつドローンオオサカ VS ゼルクチェルシー

勝利したチームが5位、敗れたチームが6位となるゲーム。

ごっつドローンオオサカは、6名中2名が小学生というチームで、

特にストライカーの「ゆうま選手」は9歳ながら、

前日のClass40 challenge 3×3 大会で1セットで15ポイント記録していて

その活躍に大きな注目を集めていました。

対するゼルクチェルシーは、最年長79歳の選手を擁する幅広い年代が活躍するチーム。

年齢や性別を超えて楽しめるドローンサッカーならではの対決。

第1セット

第1セット開始早々、両チーム一斉に飛び立ちます。

先制点は、ごっつドローンオオサカ!

ストライカーの「ゆうま選手」と「だいや選手」の

絶妙な連携で、ディフェンスのガードを素早く崩しつつゴールを決める!

一方、ゼルクチェルシーもすぐに反撃し、1点を取り返します。

ストライカーの「やまと選手」と「しゅん選手」が連携の取れた

素早い攻撃で攻め続け、相手にディフェンス体制を整える隙を与えません。

お互いのストライカーによる得点力の勝負となっています。

ここでセット終了!

第1セット、得点は15-6

ごっつドローンオオサカが、セットカウントをリードしました。

ゼルクチェルシーは、オフサイドポジションの解除に苦戦していた模様。

次のセットでは素早いオフサイド解除の対応が求められます。

第2セット

第2セット、両チームともに選手交代。

ごっつドローンオオサカは、フィールドプレイヤーの「さやか選手」に代わり

控えに入っていた小学生選手の「ゆいさ選手」が登場!

ゼルクチェルシーも、フィールドプレイヤーの「ひろ選手」に代わり

控えに入っていた「まやこ選手」に交代!

第2セット・・・

ごっつドローンオオサカの「あつひと選手」のリタイヤから始まりました・・・

ドローンボールのメンテナンスが間に合わず、ごっつドローンオオサカ4名体制。

波乱のスタートとなった第2セット。

しかし、数的不利を負いながら「ゆうま選手」がゴールを決めてチームを牽引します。

後方では、「ゆうま選手」の妹である「ゆいさ選手」が、安定したホバリングを披露して、

ゴール前をしっかりガードしています。

一方、ゼルクチェルシーは「りょう選手」「きすけ選手」「まやこ選手」の、

スリーバックシステムでデイフェンスを固めます。

ゼルクチェルシーは、スリーバックシステムで失点を抑え、ストライカーに託す戦術!

ここでセット終了!

第2セット、得点は18-9

第2セットも、ごっつドローンオオサカが獲得!

セットカウント2-0

ごっつドローンオオサカが見事勝利を手に入れました。

 

《ペナルティでの失点が勝敗を左右します》

【日本ドローンサッカー連盟理事 中﨑 寛之】

今回のJDSF Ofiicial Cup Round 5 in KYOTO ~class20~を通して

勝敗を決する要素において、ペナルティを減らす事の重要性を再認識させられる大会となりました。

日本のドローンサッカーチームのレベルは、2022年度以降、大会を重ねるごとにレベルアップしており、

現在は、公式大会参加チーム間の、技術の差は、小さくなってきています。

これは素晴らしい出来事であり、皆さんが世界レベルで活躍できる可能性を大いに感じています。

その上で、更なる勝率向上、操縦精度向上の課題は、ペナルティによる失点を防ぐ事だと思います。

実力の近いチーム同士のゲームは、ペナルティによって勝敗の逆転が起こりがちです。

接戦になれば、ゴール前のストラィカーとディフェンスの攻防戦では、如何してもペナルティを

負ってしまいがちですので、悔しい思いをしたチームも多いと思います。

個々の操作技術習得と共に、ペナルティを負わないデイフェンス技術は、勝敗を決める重要な要素です。

皆さんは今後も精度向上について、切磋琢磨を続けていただければと思います。

 今後も日本ドローンサッカー連盟は、公式大会や、支部主催の認定大会を開催して行き、

日本国内のドローンサッカーの競技レベルの向上を図りつつ、日本一決定戦や、世界戦に挑戦できる

環境、ステージを用意して、世界で通用するプレーヤーの育成支援を行ってまいります。

次回の大会でも、皆様にお会いできることを、楽しみにしています。

 

 

選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。