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【大会レポート】JDSF Ofiicial Cup Round 7 in OITA ~class20~

大会レポート

2025.3.12

皆さんこんにちは

日本ドローンサッカー連盟の山口です。

3月11日(日) 、公式大会「JDSF Official Cup Round 7 in OITA ~class20~」が開催されました。

エントリーした7チーム中6チームが高校生チームであり、部活動ならではの青春溢れる大会となりました。

午前は予選トーナメントと敗者復活トーナメント、午後はファイナルリーグ・順位決定トーナメントで構成し、

今シーズンの大分での大会は今回で最後ということで、最上の賑わいを見せました。

 

参加チーム紹介

 

【星翔高等学校 BIRD ONE】               【星翔高等学校 BEE ONE】

 

【情報科学高等学校ドローンサッカー部】          【JKD】

 

【呉青山中学・高等学校ドローン部】            【Uemura Children】

【AUTOBACS SEVEN WORKS】

 

まずは今大会の結果から

 

 

 

優勝:星翔高等学校 BIRD ONE

数々の大会経験と豊富な選手層を持つ星翔高等学校 BIRD ONE

3年生の「ZARAME選手」、「ZONE西野選手」、「オニオン西町選手」は、

今シーズンで引退となり、京都での大会が残っていますが、

大分の大会参加は今回で最後になります。

最後まで仲間との強い結束と部活動の練習で身に着けた技術を発揮し、見事優勝に輝きました。

 

※優勝の喜びとともにドローンサッカー始まりの聖地である大分アリーナの芝生を堪能する3年生

 「ZARAME選手」、「ZONE西野選手」、「オニオン西町選手」!大分大会でのご活躍お疲れ様でした!

 

準優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS

今大会から新メンバー「ダイヤ選手」が加わった、AUTOBACS SEVEN WORKS

3名によるディフェンスは1ゲームを通して総失点を10点に抑えることもあり、

早速「ダイヤ選手」のディフェンス力が猛威を振るいます。

個々の技術力と磨かれた戦略で準優勝を掴みました。

 

3位:情報科学高等学校ドローンサッカー部

ゲーム前の和気藹々とした雰囲気が特徴の情報科学高等学校ドローンサッカー部

一度ゲームが始まるとリラックスした状態からクールな集中状態へと変わり、

同じ部活仲間だからこそのお互いを理解した完璧な連携を発揮します。

練習の成果を発揮し、変幻自在な連携で3位を獲得しました。

 

《ここからはダイジェストで》

 

《歴史に残る大接戦!》

【星翔高等学校 BIRD ONE vs AUTOBACS SEVEN WORKS】

ファイナルリーグ第7ゲーム

対戦するのは、星翔高等学校 BIRD ONEと、AUTOBACS SEVEN WORKS

ファイナルリーグ最初のゲームでもあるため、両チームを張り詰めた空気が支配します。

前回の大分大会では星翔高等学校 BIRD ONEが勝利を掴みましたが、

AUTOBACS SEVEN WORKSは新メンバー「ダイヤ選手」が加入したことで、

前回よりも守備力が上がっています。

勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか・・・

 

第1セット

第1セット開始時、両チームともに快調なスタートを切りました。

星翔高等学校 BIRD ONEの「ZONE西野選手」と「ひよちゃん選手」は上と下から仕掛け、

この同時攻撃で、完璧なゴール前のディフェンスを行っていた「ダイヤ選手」を次々と突破しています。

彼らの連携はまるで獲物に噛みつくワニのように、上と下からゴールを挟んで逃しません。

一方、AUTOBACS SEVEN WORKSのストライカー「カイカイ選手」と「岡P選手」も負けていません!

「カイカイ選手」が先行し、相手チームのドローンボールを巧みに回避しながら、見事な突破力で1点を奪取!

「カイカイ選手」の突破力と「岡P選手」のサポート力で寄せては返す波のように得点を取り続けます。

ここでセット終了!

第1セット終了。得点は16ー17

AUTOBACS SEVEN WORKSが1得点差で勝利しています。

しかし、ペナルティがあるようです。

星翔高等学校BIRD ONEに4ペナルティ

AUTOBACS SEVEN WORKSに3ペナルティ

これにより改めまして得点は18-20

結果変わらず第1セットは AUTOBACS SEVEN WORKSが獲得

得点に大きな差はなく両チームともペナルティには十分な注意が必要です。

 

第2セット

第2セット、星翔高等学校 BIRD ONEが選手交代!

ストライカーを「ZONE西野選手」から、「ZARAME選手」に交代し、

フィールドプレイヤーは「MATO選手」から、

ストライカーを交代した「ZONE 西野選手」になりました。

星翔高等学校 BIRD ONEの選手層の厚さを活かした、

セットごとのメンバーチェンジは、戦略も大きく変わるため、

星翔高等学校 BIRD ONE完璧に対応するのは至難の業です。

第2セット開始・・・

星翔高等学校 BIRD ONEが先制点を決めました。

「ZARAME選手」が一切の迷いなくスタートラインから、

自身のリーサルウェポンである、キックオフシュートを仕掛け、

トップスピードでゴールを潜り抜けます。

一方、AUTOBACS SEVEN WORKSの「カイカイ選手」も、

見事な上からのシュートで星翔高等学校 BIRD ONEとほぼ同時に得点を獲得しました。

激しいシーソーゲームが続き、得点が入るごとに歓声が上がっています。

ここでセット終了!

第2セット終了。得点は18-19

AUTOBACS SEVEN WORKSがまたも1点差で勝利しています。

しかし、ペナルティがあるようです。

星翔高等学校 BIRD ONEに逆転の目が生まれました。

ペナルティ・・・

AUTOBACS SEVEN WORKSに2ペナルティ

これにより改めまして得点は20-19

第2セットは星翔高等学校 BIRD ONEが予期せぬ大逆転を果たしました。

 

第3セット

ファイナルリーグの初戦はフルセットマッチに突入し、

このセットを獲得したチームがこのゲームを制します。

1セットを取り返し星翔高等学校 BIRD ONEの士気が上がっています。

特に3年生の「ZARAME選手」、「「ZONE西野選手」、「オニオン西町選手」は、

今回の大会が大分での最後の大会になるため、選手にとって聖地である、

大分アリーナで優勝することは、有終の美を飾るうえで大きな意味を持ちます。

第3セット開始・・・

両者一歩も引かず、嵐のような勢いで、ドローンボールが飛び交います。

得点に大きな差はなく、常に1点差以下のシーソーゲームとなりました。

10秒に1点のペースでお互いに得点を追加しています。

実力が拮抗しており、一分も気を抜けない緊張状態が続き、

今までにないほど、張り詰めた空気が会場全体を包んでいます。

ここでセット終了!

第3セット終了。得点は16-17

AUTOBACS SEVEN WORKSは、3セット全てを1点差でリードしています。

しかし、第2セットで逆転されたように1点差は安心できる得点差ではありません。

第3セットもペナルティがあるようです。

ペナルティは・・・

AUTOBACS SEVEN WORKSに2ペナルティ!

これにより改めまして得点は18-17

星翔高等学校 BIRD ONEが第3セットを獲得!

セットカウント2-1

星翔高等学校 BIRD ONE大逆転し、優勝をつかみ取りました。

 

《負けられない‼5位決定戦》

Uemura Children vs 呉青山中学・高等学校ドローン部

順位決定トーナメント第11ゲーム

対戦するのは、Uemura Children vs 呉青山中学・高等学校ドローン部

勝利したチームが5位、敗れたチームが6位となるゲーム。

来シーズンからは5位までポイントが付与されるので、5位になれるかどうかは、より重要な要素になります。

呉青山中学・高等学校ドローン部の「ユウト選手」と「フクシ選手」は、

昨年5月に行われた世界大会の参加経験があります。

対するUemura Childrenは、第2回大分大会で第3位を獲得するなど、

実力のあるチーム同士の対戦です。

 

第1セット

第1セット開始早々、両チーム一斉に飛び立ちます。

先制点は、呉青山中学・高等学校ドローン部

ストライカーの「ユズキ選手」と「ユウト選手」の

絶妙な連携で、ガードを固める隙を作らせずにゴールを決める!

一方、Uemura Childrenもすぐに反撃し、1点を取り返します。

ストライカーの「ヒロノリ選手」と「アスミ選手」が連携の取れた

波状攻撃で、お互いをカバーし合い、ゴールへと迫ります。

ここでセット終了!

第1セット、得点は4-17

呉青山中学・高等学校ドローン部が、セットカウントをリードしました。

Uemura Childrenは、オフサイドポジションの解除に苦戦していた模様。

次のセットでは声を掛け合い、スムーズなオフサイド解除の対応が求められます。

 

第2セット

先制点は再度 呉青山中学・高等学校ドローン部が獲得します。

世界大会の経験からか、ストライカーの「ユウト選手」はインカムを着用しており、

「セノンヘッドコーチ」から的確な指示と残り時間の情報共有を行っています。

一方、Uemura Childrenの「フウマ選手」、「コウガ選手」、「リョウノスケ選手」が

フィールドプレイヤーとして、第1セットよりも安定したホバリングを披露しています。

Uemura Childrenは、スリーバックシステムで失点を抑え、ストライカーの得点力にすべてを託します!

ここでセット終了!

第2セット、得点は8-19

第2セットも、呉青山中学・高等学校ドローン部が獲得!

セットカウント2-0

呉青山中学・高等学校ドローン部が見事勝利を手に入れました。

 

 

《観察し、成長する》

【日本ドローンサッカー連盟理事 中﨑 寛之】

今回のJDSF Ofiicial Cup Round 7 in OITA ~class20~を通して

公式大会参加チーム間の、実力の差が小さくなっていることを感じる大会となりました。

素晴らしい出来事として、ほとんどのチームが大会に参加される際に、他の強いチームの戦術や勝利のパターンを観察し、

研究を行って、操作技術の向上と勝率の向上に成功しています。

その上で、さらに実力を磨くためには、観察して学んだことをチームのオリジナル戦術として昇華することです。

周りのチームをより深く観察し、切磋琢磨を続けていただければと思います。

今年の9月には、初のワールドカップが開催されます。

初開催には大きな意味があり、ファーストチャンピオンという称号は世界中の人の記憶に刻まれます。

そんな名誉ある世界の頂点を、日本のチームが獲得することを目指して、

 今後も日本ドローンサッカー連盟は、公式大会や、支部主催の認定大会を開催して行き、

日本国内のドローンサッカーの競技レベルの向上を図りつつ、日本一決定戦や、世界戦に挑戦できる

環境、ステージを用意して、世界で通用するプレーヤーの育成支援を行ってまいります。

次回の大会でも、皆様にお会いできることを、楽しみにしています。

 

 

選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。