お知らせ

NEWS

【大会レポート】JDSF Official Cup Round 6 in KYOTO ~Challenge 3×3 (class40)~

大会レポート

2025.3.29

皆さんこんにちは

日本ドローンサッカー連盟の山口です。

3月22日(土) 公式大会 JDSF Official Cup Round 6 in KYOTO

今期最後となる、「Challenge 3×3 (class40)」が開催されました。

6チームがエントリーして、午前はエキシビジョンゲームとして

組み合わせフリーの練習ゲームを行い、午後からはトーナメントによる

優勝をかけた熱いゲームが繰り広げられました。

 

参加チーム紹介

 

【AUTOBACS SEVEN WORKS】              【SDA RISE】

    

【ごっつドローンオオサカ】               【サイワークス横浜】

 

【eドローンアカデミー】                 【ポンポンみかん】

 

まずは今大会の結果から

 

優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS

「だいや選手」と「こうしろう選手」による、息の揃ったフォーメーションで、

全てのゲームを1桁失点に抑える鉄壁のディフェンス力を見せました。

ストライカーの「あやねぇ選手」の相手を惑わす不規則なシュートコースは、

得点を積み重ねて行き、見事優勝に輝きました。

 

準優勝:SDA RISE

前回大会優勝チームのSDA RISE

「INO選手」の力強く俊敏なシュートは、次々と得点を獲得していきます。

守備の「SIM選手」と「GOKU選手」は相手のシュートコースを分析して

すぐに対策するなど、臨機応変なチームワークを発揮し、見事準優勝を掴みました。

 

3位:ごっつドローンオオサカ

class40公式大会の最年少選手「ゆうま選手」を擁する

ごっつドローンオオサカ

最後には機体トラブルに見舞われながらも、チームメンバーと協力し

最後まで安定した連携を見せ、3位を獲得しました。

 

《ここからはダイジェストで》

《4位は誰の手に⁉順位決定戦!》

【ポンポンみかん vs サイワークス横浜】

順位決定トーナメント 第4ゲームでは、ポンポンみかんサイワークス横浜が激突します。

Challenge 3×3 (class40)初出場のポンポンみかんは、新しいルールに慣れておらず

苦戦していましたが、予選を通じて段々と戦略が固まっている様子です。

一方、前回大会3位の実力を持つサイワークス横浜も、油断することなく作戦を話し合い、

チームのフォーメーションをゲーム直前まで調整しています。

第1セット

第1セット開始、ポンポンみかんサイワークス横浜のストライカーが同時に飛び立ちます。

先制点を決め、このセットの流れを作り出したのは・・・

サイワークス横浜のストライカー「かすみん選手」です!

相手ディフェンダーを力強く押しのけ、フリーとなったゴールに飛び込む

「かすみん選手」のプレーは、非常に印象的でした。

一方、ポンポンみかんのストライカー「ヒロシ選手」は、

サイワークス横浜のディフェンスに悪戦苦闘しています。

サイワークス横浜のフィールドプレイヤー「パタン選手」と「まゆちん選手」は、

相手ストライカーに横から軽くぶつかることで、ドローンボールの損傷を抑えながら

相手ストライカーのシュートを巧みに妨害しています。

ここでセット終了!

第1セットは14-6で、サイワークス横浜がリードしました。

第2セットに向けて、両チームドローンボールのメンテナンスに集中しています。

class20よりもドローンボールのメンテナンスに時間を取られるclass40では、

インターバルタイムの5分間は短く、非常にシビアな時間です。

両チームとも第2セットに向け、迅速に準備を進めています。

 

第2セット

第2セットを先制したのは、サイワークス横浜

「かすみん選手」は戦略を変えずに同じシュートスタイルを貫いています。

第1セットよりもシュートが洗練され、パワーアップしています

その結果、得点差は次第に広がり、サイワークス横浜が優位な展開に!

ポンポンみかんの「トモカズ選手」と「ミチタカ選手」が交互にゴール前を塞ぎ

相手ストライカーのシュートにかかる時間を稼ごうとしますが、

サイワークス横浜の「かすみん選手」の勢いは止まりません。

ここでセット終了!

 

第2セットは14-4で、サイワークス横浜が勝利を収め、

これにより、セットカウント2-0サイワークス横浜が4位を獲得しました。

ポンポンみかんの安定したディフェンスも光りましたが、

サイワークス横浜の息の揃った動きで、フォーメーションを維持する技術力

高さを感じるゲームでした!

                                                                   

《まさかの二刀流注目選手登場!》

【ごっつドローンオオサカ VS AUTOBACS SEVEN WORKS】

午後の部 総当り戦 第4ゲームでは、12月大会の優勝チームAUTOBACS SEVEN WORKSと、

2月大会準優勝チームごっつドローンオオサカが対戦します。

ごっつドローンオオサカは直前のゲームで、「ゆうま選手」のドローンボールにトラブルが発生し、

「さやか選手」と「りょう選手」の2名で、数的不利な状況でのゲームになりました。

ゲーム開始前から不利な状況ですがごっつドローンオオサカまだ目に光を宿しています

 

第1セット

ゲーム開始と同時に、class40の力強いモーター音が会場に響き渡ります。

勢いよく飛び出したのはごっつドローンオオサカのストライカー「さやか選手」です。

しかし、AUTOBACS SEVEN WORKSの「だいや選手」によって、

ハーフラインを超えると同時に体当たりをされ、ルートをずらされてしまいます。

一方、AUTOBACS SEVEN WORKSのストライカー「あやねぇ選手」は、

ゆっくりと右から左、左から右と不規則な動きで守備を惑わし、確実にゴールに近づきます。

先制点はAUTOBACS SEVEN WORKSが獲得しました。

その後もAUTOBACS SEVEN WORKSは得点を重ねていきます。

ごっつドローンオオサカはここから逆転できるのでしょうか・・・

ここでセット終了!

 

得点は9-2!

第1セットは、AUTOBACS SEVEN WORKSが獲得しました。

「だいや選手」のディフェンス力の高さが遺憾なく発揮されたセットでした。

次のセットに向けて両チームともに、ドローンボールのプログラムを調整しています。

※ベータフライトでドローンボールの制御システムにアクセスして、傾きや動き方を修正しています

第2セット

第2セットは、両チーム共にポジションの変更があり、

ごっつドローンオオサカは、フィールドプレイヤーの「りょう選手」が、

「さやか選手」と交代し、ストライカーとして登場します。

今大会初めてストライカーを務める「りょう選手」の実力が注目されます。

一方、AUTOBACS SEVEN WORKSは、フィールドプレイヤーの「だいや選手」が、

「あやねぇ選手」と交代し、ストライカーにチエンジ!

最強のディフェンダーが今度はストライカーにチェンジし、ギャラリーから驚きの声が上がっています。

ゲーム開始直後、早速「だいや選手」のキックオフシュートが、

ごっつドローンオオサカのディフェンダー、「さやか選手」に襲い掛かります。

素早い動きで「さやか選手」のドローンボールを押し出し、そのままゴールへと入りました。

先制点はAUTOBACS SEVEN WORKS

その後、ごっつドローンオオサカのストライカー「りょう選手」も、

焦る気持ちを抑え、冷静なシュートで得点を決めて対抗!

しかし、AUTOBACS SEVEN WORKSの「あやねぇ選手」と「こうしろう選手」が、

オフサイドを解除しようとする「りょう選手」を、ネットぎわに追い込んで逃しません

「りょう選手」が離陸できないように体当たりで次々と妨害して復帰までの時間を消耗させることに成功!

その間に、AUTOBACS SEVEN WORKSのストライカー「だいや選手」の得点が止まりません!

飛ぶ鳥を落とす勢いで、次々とシュートを決めていきます

ここで第2セット終了!

得点は30-2

第2セットも、AUTOBACS SEVEN WORKSが獲得し、

セットカウント2-0で、AUTOBACS SEVEN WORKSが勝利を収めました。

これまでディフェンスを行っていた「だいや選手」が、ストライカーとなり、

今大会最高得点の30点をたたき出し、

まさに二刀流の活躍で、チームを勝利に導きました!

 

努力は裏切らない

         

【日本ドローンサッカー連盟理事 大会組織委員長 中﨑 寛之】

今回の大会を通じて、一番感じた事は、皆さんのドローン操縦技術が飛躍的に向上していることです。

初めてclass40の大会を行った時と比べ、自由自在に操れるようになっており、日々の練習の成果がゲームに表れています。

SNSなどでも練習の様子を拝見し、努力の積み重ねが技術向上に直結していることを再確認できました。

また、大会参加経験を重ねるごとにゲームの流れを読む力も向上しているように感じました。。

こういったスキルは、大会参加を通じて実戦経験を積むことで得られるものですので、

来期の大分や京都の公式大会や、支部主催認定大会に、是非チャレンジしていってください。

今回印象的だったのは、ゲーム前やインターバルタイムにパソコンを使ってドローンボールをセットアップする姿でした。

セット間ごとのインターバルタイム中にドローンボールのバランス調整を行うことで、ゲーム中の安定した飛行が実現できます。

ドローンボールの整備はゲームの勝敗を左右する重要な要素ですので、ぜひ引き続き取り組んでください。

次回の大会でお会いしましょう!

 

 

選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。