【大会レポート】JDSF Ofiicial Cup Round 1 in OITA ~class20~
大会レポート
2025.5.1
皆さんこんにちは
日本ドローンサッカー連盟の山口です
2025年度の開幕戦「JDSF Official Cup Round 1 in OITA ~class20~」が
日本のドローンサッカー誕生の聖地「Drone Soccer Arena Oita」で開催されました。
開幕戦には6チームがエントリーして、全15ゲームの総当たり戦で、各チームが5ゲームを
戦い抜くといったサバイバルな様相と共に、実力伯仲の大接戦となり
準優勝獲得を競い合い、3チームが勝ち点で並び全ゲームの総得点で順位を決定する場面もありました!
日本のドローンサッカー(class20)は「新時代に突入した感」を印象付けた大会となりました。
チーム紹介
【呉青山 Seagulls】 【AUTOBACS SEVEN WORKS】
【JKD】 【情報科学高校ドローンサッカー部】
【KIT-SUKI】 【Uemura Children】
大会の結果から
優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS
ストライカーである「カイカイ選手」と「岡P選手」の2名による、
高度なコンビネーションと「ショウタ選手」を中心とした、
統率のとれた守備が特徴の、AUTOBACS SEVEN WORKS
高い技術力を見せ、見事優勝に輝きました。
準優勝:呉青山 Seagulls
チーム名を一新し更なる成長を目指す、呉青山 Seagulls
※元「呉青山中学・高等学校ドローン部」
1セットの平均得点は21点を記録し、驚異の得点力を誇ります。
ゴール前の守備も隙間なく固まっており、強固な壁となっています。
持ち前の得点力で、準優勝を掴みました。
前大会よりフォーメーションが驚愕進化しており、今シーズン注目の
チームとなりそうです!シーズンチャンピオン有力候補
3位:JKD
チームの雰囲気がよく、笑顔が絶えないJKD
ゲーム前は常に話し合い、戦略を練りこんでメンバーで共有し、
勝利への努力を惜しまず、常にレベルアップしているチーム
これまでの練習と大会経験を活かして、完璧な連携で3位を獲得しました。
《ここからはダイジェストで》
【Uemura Children vs AUTOBACS SEVEN WORKS】
第3ゲーム
対戦するのはUemura Children vs AUTOBACS SEVEN WORKS
両チームともに最初のゲームで、先に1勝をあげるのはどちらのチーム?
緊張した雰囲気の中、静かに準備が完了!
第1セット
第1セット開始早々、両チーム一斉にフォーメーションを組んで体制を整える中
先制点は、AUTOBACS SEVEN WORKS!が決める!
ストライカーの「カイカイ選手」と「ZARAME選手」の速攻により、
ガードを固める隙を与えずに、次々とゴールを決める!
一方、Uemura Childrenもゴール前へと詰め寄りますが、
フィールドプレイヤーの「ダイヤ選手」、「ショウタ選手」、「コウシロー選手」に
進路を塞がれ、思うようにゴールへと入れず歯がゆい時間が流れます。
ここでセット終了!
第1セット、得点は32-0
AUTOBACS SEVEN WORKSが、セットカウントをリードしました。
30点越えの得点に、会場も熱を帯びています。
第2セット
先制点は再度、AUTOBACS SEVEN WORKSが獲得します。
フィールドプレイヤーの「コウシロー選手」と「ショウタ選手」が声を掛けい合いながら
ゴール前の状況やカバーのタイミング等の、情報共有を行っています。
一方、Uemura Childrenの「みやこ選手」、「みやむら選手」、「はたの選手」が
第1セットよりも安定したホバリングでゴール前を固めています。
Uemura Childrenは、3機が次々と入れ替わりながらゴール前を守りつつ
味方ストライカーが得点を獲得してくれることを信じて、最後まで粘り続けます!
ここでセット終了!
第2セット、得点は35-2
第2セットも、AUTOBACS SEVEN WORKSが獲得!
セットカウント2-0
AUTOBACS SEVEN WORKSが見事勝利を手に入れました。
《会場を沸かす大接戦》
【情報科学高等学校ドローンサッカー部 vs 呉青山 Seagulls】
第7ゲーム
前半最後のゲームで、ドローンボールの損耗も気になる時間帯に突入!
対戦するのは、情報科学高等学校ドローンサッカー部 vs 呉青山 Seagulls
情報科学高等学校ドローンサッカー部は前回の大分大会で3位に入賞しており、
日々の練習で身に着けた、流れるようにスムーズな連携が特徴的です。
一方、呉青山 Seagullsは、先の2ゲームでの1セット平均得点が22.4点と
得点力が大きく強化され、ゴールへの軌道に迷いがありません。
両チームとも実力は大きな差は無いがチーム戦略と戦術の差が大きく影響しそうです!
第1セット
第1セット開始時、両チームともに快調なスタートを切りました。
情報科学高等学校ドローンサッカー部のストライカー「アンディー選手」と「わちこ選手」は、
お互いにタイミングを計りながら、交互にゴールに詰め寄り、ディフェンスを行っていた
「ユウヤ選手」を翻弄し、次々と点を獲得しています。
一方、呉青山 Seagullsのストライカー「ユズキ選手」と「ユウト選手」も負けていません!
「ユウト選手」が、相手チームのドローンボールを巧みに回避しながら、見事な突破力で1点を奪取!
「ユズキ選手」と「ユウト選手」は、上下左右様々な方向からゴールへと向かい
相手の隙を作り出し、確実に得点を奪い続けます。
ここでセット終了!
第1セット終了 得点は21-14
第一セットは呉青山 Seagullsが7点差をつけて勝利!
7点差をつけての勝利ですが、両チーム共にドローンボールの消耗が激しく
次セットでのドローンボールのコンデイションが心配な状況!
第2セット
第2セットは両チームとも選手交代を行います。
情報科学高等学校ドローンサッカー部は、ストライカーを「わちこ選手」から、
「かんさま選手」に交代し、フィールドプレイヤーは「ゆあこ選手」から、
控え選手の「シャチ選手」になりました。
一方、呉青山 Seagullsは、フィールドプレイヤーを「オウガ選手」から、
控え選手の「シヅキ選手」になりました。
セットごとの選手交代は、、戦術が大きく変わるため、
第1セットとは違う展開が予想されます。
第2セット開始・・・
情報科学高等学校ドローンサッカー部が先制点を決めました。
「かんさま選手」が一切の迷いなくゴールへと向かい、
ディフェンスの隙間を掻い潜り、ゴールを決めました。
しかし、呉青山 Seagullsの「ユウト選手」も、
ゴール前の僅かな隙間をこじ開けるようにドローンボールを巧みに操作し、
情報科学高等学校ドローンサッカー部と、ほぼ同時得点!
その後も一進一退の攻防が続き、情報科学高等学校ドローンサッカー部が1点のリードを守りながら
激しいシーソーゲームが続き、得点が入るごとにギャラリーから歓声が上がっています。
ここでセット終了!
第2セット終了 得点は18-15
第2セットは、情報科学高等学校ドローンサッカー部 が獲得し、
これによりセットカウント1対1で、フルセットマッチが確定!
前半戦最後のゲームは誰にも勝敗を予想できない、白熱した展開を迎えていました!
第3セット
このセットを獲得したチームがこのゲームを制します。
総得点では、呉青山 Seagullsがリードしており、
引き分け以上で勝利となるため有利な状況。
しかし、情報科学高等学校ドローンサッカー部は直前の第2セットを勝利して
チーム内の士気が最高潮に達しており、その勢いは計り知れません。
第3セット開始・・・
両者一歩も引かず、嵐のような勢いで、ドローンボールが飛び交います。
得点に大きな差はなく、またしても常に1点差以下のシーソーゲームの展開
10秒に1点のペースでお互いに得点を追加しています。
リードしてはは取り返され、1秒も気を抜けない緊張状態が続き、
得点が入るたびに、会場が沸き立ちます。
ここでセット終了!
第3セット終了 得点は20-19
情報科学高等学校ドローンサッカー部が、1点差で勝利して第3セットを獲得!
セットカウント2-1
第1セットの敗北を跳ね除け、情報科学高等学校ドローンサッカー部が
見事な大逆転劇で第7ゲームを勝利で飾りました!
《新たな一歩》ドローンサッカーは新時代に突入
【日本ドローンサッカー連盟理事 中﨑 寛之】
今回のJDSF Ofiicial Cup Round 1 in OITA ~class20~を通して
本大会は非常にエネルギーに満ちた熱気あふれる内容となり、
各ゲーム共に高い集中力と緊張感のオーラに覆われれいました!
プレーヤー・コーチ・ギャラリーが共に大きな盛り上がりの中にいました。
日本の技術レベルはとても向上しており、ドローンサッカーの持つ可能性との発展性を強く実感しています。
今後も、より多くの方々に競技大会に参加いただき、競技レベルを更に高めながら、
国内外で一層発展させて行きたいと思います。
そのためには、プレイヤーの皆様が多様な戦術・技術に触れて研究、分析しながら成長していくことが、
この競技のステージアップを叶える鍵であると考えています。
2025年度のシーズンは始まったばかりです。
これまで3年間連続して、シーズンチャンピオンに輝いているチームもありますが、
今こそ、これまでの流れを変える絶好のチャンスです。
それぞれの目標に向かって、新たな一歩を踏み出してチャレンジを続けてください。
プレイヤー・コーチの皆様、お疲れ様でした。