【大会レポート】JDSF Official Cup Round 3 in OITA class40
大会レポート
2025.7.26
皆さんこんにちは
日本ドローンサッカー連盟の山口です
7月12日(土) 、class40の公式大会である
JDSF Official Cup Round 3 in OITA class40が開催されました。
3チームがエントリーして前半・後半の2回にわたる総当たり戦を行い
7月24日のドローンサッカーの日を記念してストライカーの得点力を競い合う
『ストライカーダービーコンテスト』を行い、会場は大いに盛り上がりました。
参加チーム紹介
【AUTOBACS SEVEN WORKS】 【Hiroshima Works Team】
【情報科学高等学校ドローンサッカー部】
まずは今大会の結果から
優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS
「カイカイ選手」・「ショウタ選手」・「ダイヤ選手」による
ゴールに近づけさせない、鉄壁のディフェンス力を見せました。
ストライカーの「オカピ―選手」と、ガイドの「ユズキ選手」による
見事な連携で次々と得点を積み重ね、見事優勝に輝きました。
準優勝:情報科学高等学校ドローンサッカー部
インターバルタイム中も和気あいあいとした雰囲気で
チームの結束力が高い、情報科学高等学校ドローンサッカー部
息の合ったチームワークで様々な戦術を展開して
見事準優勝を掴みました。
3位:Hiroshima Works Team
ストライカーの「タケル選手」によるシュートを
ガイドの「フジカー選手」が、サポートしており
少しの隙間でも、巧みに間を縫ってゴールへと突き刺します。
選手のフォーメーションを大きく変えることもあり
様々な戦術を駆使して3位を手に入れました。
《ここからはダイジェストで》
《驚異の得点力!》
【Hiroshima Works Team VS AUTOBACS SEVEN WORKS】
総当たり戦(後半)第6ゲームは、Hiroshima Works Teamと AUTOBACS SEVEN WORKSの対戦です。
前半のゲームを経て両チームともに連携が飛躍的に向上しています。
第1セット
セット開始直後から、AUTOBACS SEVEN WORKSは緻密な布陣を披露します。
「ダイヤ選手」「カイカイ選手」「ショウタ選手」が隙間なく並び
ゴール前に堅牢な“ドローンボールの壁”を形成します。
更にオフェンスでは、ストライカー「オカピー選手」の圧巻のシュートが炸裂します。
スタートから僅か5秒で得点を奪い、先行!
一方、Hiroshima Works Teamのストライカ―「タケル選手」も積極的にゴール前に進出しますが
「ダイヤ選手」のマークが厳しく、ゴールに近づけません。
残り時間も半分を切り、AUTOBACS SEVEN WORKSが12点差をつけてリードしています。
「オカピー選手」はガイドの「ユズキ選手」を先行させてディフェンスに揺さぶりをかけ
上下の空間を巧みに利用しゴール前を軽々と突破し、次々と得点を獲得しました。
ここで第1セット終了!
得点は23-5
第1セットは、AUTOBACS SEVEN WORKSが獲得しました。
第2セット
第2セットの開始と共に、AUTOBACS SEVEN WORKSのストライカー「オカピー選手」が再びゴールへ突進!
Hiroshima Works Teamのリベロ「トオル選手」が、シュートコースを封じるべく全力で飛び出しますが
そのドローンボールを素早くかわし、一気にゴールを潜り抜け得点を獲得しました!
先制点を奪ったのは、AUTOBACS SEVEN WORKS!
一方でHiroshima Works Teamも奮起します。
ストライカー「タケル選手」がガイド「フジカワ選手」と息の合った連携で反撃を図りますが
またしても、AUTOBACS SEVEN WORKSの守備が立ちはだかります。
「カイカイ選手」と「ショウタ選手」はどんなフェイントにも動じずゴール前を塞いでおり
緩まることのない鉄壁の守備に、Hiroshima Works Teamは思うように攻めることが出来ず
ここで第2セット終了
得点は 12-8
第2セットも、AUTOBACS SEVEN WORKSが制しセットカウント 2–0 で勝利を収めました。
《リタイア続出⁉激しい消耗戦》
【Hiroshima Works Team vs 情報科学高等学校ドローンサッカー部】
総当たり戦(後半)第4ゲームは、Hiroshima Works Teamと情報科学高等学校ドローンサッカー部の一戦。
前回の大分大会では3位を獲得している、情報科学高等学校ドローンサッカー部は
優勝を目指し、戦術を練り上げて挑んでいます。
一方、Hiroshima Works Teamはストライカー「タケル選手」を中心に
各選手の役割を話し合い、チームの連携強化を行っています。
第1セット
ゲーム開始と同時に、両チームのストライカーが鋭くゴール前へ迫る中、先に流れを掴んだのは・・・
情報科学高等学校ドローンサッカー部の「イッセー選手」!
粘り強くゴール前で巧みにディフェンダーをかいくぐりながら、得点を獲得しました。
Hiroshima Works Teamのストライカー「タケル選手」も積極的に攻め込みますが
決定的なタイミングがつかめず得点には至りません。
情報科学高等学校ドローンサッカー部の守備陣、「レイチェル選手」と「マッキー選手」は
ゴール前で密集陣形をとり、失点を最小限に抑えます。
ここで第1セット終了
得点は9-2
第1セットは、情報科学高等学校ドローンサッカー部が制しました。
第2セット
ここで、Hiroshima Works Teamが動きます。
ストライカーを「タケル選手」から「フジカー選手」
ガイドを「フジカー選手」から「ケイジ選手」へ交代しました。
攻撃の軸を切り替えて第2セットに臨みます。
第2セット開始直後に、Hiroshima Works Team「フジカー選手」が先制点を獲得し、リードしました。
その後も冷静な操縦でゴールへと近づき、連続得点を獲得し2点差が付きました。
一方、情報科学高等学校ドローンサッカー部のストライカー「イッセー選手」も
果敢に攻め込みディフェンスに弾かれながらも得点を返して得点差を徐々に詰めていきます。
果たしてこのセットを制するのはどちらのチームでしょうか・・・
ここで第2セット終了
得点は 6-3
情報科学高等学校ドローンサッカー部が逆転を果たして
セットカウント0–2で情報科学高等学校ドローンサッカー部が勝利しました。
ストライカーダービー結果
優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS
「オカピ―選手」記録:37点
第2回ストライカーダービー王者にして
最高記録保持者の「オカピ―選手」
開始後30秒はペースを抑え、自身のチューニングを行っているような飛行でした。
しかし、1分が経過し徐々にドローンボールのスピードが上がっていきます。
1得点4.8秒のハイペースで、次々と得点を獲得していきます。
残り30秒、得点は30点を超えたところ
会場にかつてないほどの緊張感が漂います。
ここで終了!
得点は37点
自身の最高得点を再度獲得し優勝に輝きました。
準優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS
「ダイヤ選手」記録:32点
チーム内ではリベロを担当する「ダイヤ選手」
開始1分で得点は10点を超え、
正確なシュートを次々と決めていきます。
このままのペースを保てば30点越えが見えてきますが
惜しくもゴールに弾かれてしまいます。
数秒のロスですがこの数秒が積み重なり
ストライカーダービーでは、得点に大きな差を生み出します。
ここは落ち着いてペースを取り戻したいところです。
残り時間は30秒、得点は29点に達し
次のシュートが決まれば自己目標の30点に到達します。
このまま30点を超えることはできるのでしょうか…
ここで終了!
得点は32点
安定したペースで得点を獲得し、準優勝を掴みました。
3位:情報科学高等学校ドローンサッカー部
「レイレイ選手」記録:13点
チームではストライカーを務めている「レイレイ選手」
ストライカーの経験はまだ多くありませんが、気合は十分です。
開始直後ゴールにぶつかりながらも得点を獲得します。
開始6秒の素晴らしいシュートでした。
このままペースを保っていきたいところですが
ストライカーダービー特有の緊張感からか
ゴールの内径60㎝がいつもより小さく感じます。
普段のようにスムーズに入ることが出来ません。
刻一刻と進む時間に焦らされますが
落ち着いて1点1点を慎重に積み重ねていきます。
ここで終了!
得点は13点
強烈なプレッシャーを跳ね除け、3位に食い込みました。
《フォーメーションの確立》
【日本ドローンサッカー連盟代表理事 兼 大会組織委員長 中﨑 寛之】
大会にご参加いただいた皆さま、それぞれに大会経験や技術レベルの差はあったかもしれませんが
最も重要なのは「自分たちのベストを尽くした結果」を受け止めて頂き、次の大会に活かすことだと思います。
今回のJDSF Official Cup Round 3 in OITA class40は、前回大会と比べて、皆さんの技術力は格段に成長しています。
特に印象的だったのは、フォーメーションの安定性です。チーム内でしっかりと役割分担を行い
ゲームの中で無意識に守備の交代やガイドのタイミングなどがスムーズになっており
日々の練習の成果が表れていたのではないかと思います。
これからも大会にご参加いただき、その中での発見や反省を練習に落とし込んでレベルアップを図ってみてください。
次回の大会でもお会いしましょう!
選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。