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【大会レポート】JDSF Ofiicial Cup Round 3 in OITA  class20

大会レポート

2025.7.29

皆さんこんにちは

日本ドローンサッカー連盟の山口です

7月13日(日) 今シーズン3回目の大分大会である

「JDSF Official Cup Round 3 in OITA  class20」が開催されました。

5チームがエントリーして、全10ゲームに及ぶ総当たり戦が繰り広げられました。

今年も『7月24日のドローンサッカーの日』を記念して

class20 ストライカーダービーを開催しました。

(class20での開催は初)

選手の高い技術力や強い集中力に会場は大きく盛り上がりました。

参加チーム紹介

 

【AUTOBACS SEVEN WORKS】        【Hiroshima Works Team】

 

【情報科学高等学校ドローンサッカー部】   【JKD】

【Uemura Children】

 

まずは今大会の結果から

優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS

ゴール前には「ショウタ選手」が立ち塞がり

ゴールまでの道筋では「ダイヤ選手」が妨害を行う

強固な守備が特徴の、AUTOBACS SEVEN WORKS

「カイカイ選手」の圧巻の得点力で、見事優勝に輝きました。

 

準優勝:JKD

チームメンバーの結束力が固い、JKD

ゲーム前には入念なミーティングとドローンボールのメンテナンスを行い

セット中は常に声を掛け合い、連携を意識しています。

日々の練習と大会経験を活かし、先輩チームを破り準優勝を掴みました。

 

3位:情報科学高等学校ドローンサッカー部

高校3年生の選手を中心に構成されている、情報科学高等学校ドローンサッカー部

3年生のストライカー「カンサマ選手」と「ヒメハル選手」の連携は

強固な守備でも、安定して得点を獲得します。

チームの絆を発揮し、3位を掴みました。

※3年生は今回の大会で引退となり、これからは2年生が中心にチームを引っ張っていきます。

これまでチームを引っ張て来た3年生の皆さん 3年間に渡るご活躍ありがとうございました‼

 

 

 

《ここからはダイジェストで》

《午前の部最後の激戦!》

Hiroshima Works Team vs AUTOBACS SEVEN WORKS

総当たり戦第5ゲーム対戦するのは、Hiroshima Works Team vs AUTOBACS SEVEN WORKS

両チームともに既に1勝を挙げており、2勝目を掴むのはどちらのチームになるのでしょうか・・・

第1セット

第1セット開始と同時に、両チームが一斉にフォーメーションを組む緊迫した空気の中

先制点を奪ったのは、AUTOBACS SEVEN WORKS

ストライカー「カイカイ選手」と「ZARAME選手」による猛烈な攻撃で守備を突破しました。

Hiroshima Works Teamも粘り強くゴールを狙いに行きますが

「ダイヤ選手」「オカピ―選手」「ショウタ選手」の堅守にことごとく弾かれ、得点につなげられず

刻一刻と迫るタイムリミットが焦りを募らせます。

ここでセット終了!

得点は 22–12

AUTOBACS SEVEN WORKSが、セットカウントをリードしました。

第2セット

先制点はAUTOBACS SEVEN WORKSが獲得します。

ストライカーの「カイカイ選手」と「ザラメ選手」が声を掛け合いながら

ゴールへ向かう順番や相手の守備状況を共有しています。

一方、Hiroshima Works Teamの「トオル選手」、「アユ選手」、「フジカー選手」が

ゴール前に集合し、密集陣形で守備を行っています。

3機が次々と入れ替わりながら、相手にゴールさせる隙を与えません。

ここでセット終了!

得点は25-10 

第2セットも、AUTOBACS SEVEN WORKSが獲得!

これにより、セットカウント2-0

AUTOBACS SEVEN WORKSが見事勝利を獲得しました。

 

白熱の師弟対決

【情報科学高等学校ドローンサッカー部 vs JKD】

午前中のゲームもいよいよ終盤となりドローンボールの損耗が激しさを増す中、白熱の師弟対決が始まります!

対戦するのは、どちらも情報科学高等学校の部活チームである

情報科学高等学校ドローンサッカー部 vs JKD

情報科学高等学校ドローンサッカー部は3年生を中心に構成された先輩チームであり、今日が引退の日でもあります。

3年生にとっては最後の大会!このゲームは絶対に落とせません。

一方、JKDは2年生を中心に構成された後輩チームであり

開会式では、情報科学高等学校ドローンサッカー部を倒し優勝することを宣言していました。

次の時代を担うために、先輩を超える覚悟が垣間見えます。

プライドを懸けたゲームが今、幕を開けます!

第1セット

セット開始直後、両チームともスピーディーかつ安定した立ち上がりを見せます。

情報科学高等学校ドローンサッカー部のストライカー「いせこ選手」と「カンサマ選手」は、

タイミングをずらしながら交互にゴールに詰め寄り、JKDの守備を巧みに翻弄し得点を獲得します。

対するJKDも激しく反撃!

「レイレイ選手」と「アンドゥ―選手」が同時かつ様々な角度からゴールへと近づき

守備が緩んだ一瞬の隙をついて得点を獲得しました!

ここで第1セット終了

得点は19-13

第1セットは情報科学高等学校が6点差をつけて勝利!

先輩チームの実力を見せつけました。

第2セット

JKDに選手交代がありました。ストライカー「レイレイ選手」と控えの「ユウセイ選手」が交代します。

ストライカーを変更し、相手に戦術の対策をさせない高度な心理戦を仕掛けています。

第2セット開始の合図と同時に、勢いよくゴールへと飛び込んだのは

情報科学高等学校ドローンサッカー部のストライカー「カンサマ選手」!

迷いのないロングシュートで、守備の隙を突き得点を獲得しました。

一方のJKDもストライカー「ユウセイ選手」がゴールへと冷静に近づき、見事得点に成功!

得点の応酬に、観客席からは次々と歓声が上がります。

シーソーゲームの様相を呈している第2セット

しかし、終盤にかけてJKDが圧倒的な精度とスピードで一気に突き放し…

ここでセット終了!

得点は22-13

今度はJKDが9点差をつけ、勝利を収めました。

セットカウント1-1でフルセットマッチに突入します!

第3セット

今度は情報科学高等学校ドローンサッカー部に選手交代がありました。

「ひめはるこ選手」と控えの「シャチコ選手」と

「ゆあこ選手」と控えの「ルカーコ」選手が交代しました。

命運をかけた最終セットは果たしてどちらが制するのでしょうか…

総得点では、JKDが3点リードしており引き分け以上で勝利が確定します。

しかし直前の第2セットを失った情報科学高等学校ドローンサッカー部

追い詰められたことにより、激しく闘志を燃やしています。

セット開始直後、両チームともに一歩も引かず激しくドローンボールが駆け巡ります。

得点差は常に2点差以内で息つく暇もありません。

リードを奪ってはすぐに取り返され、一進一退の攻防が続きます。

残り時間1分30秒に差し迫り、ついにJKDが3点差をつけて大きくリードしました。

情報科学高等学校ドローンサッカー部は追いつくことが出来るのでしょうか…

ここでセット終了

得点は22-13

JKDが終盤で怒涛の攻めを繰り広げ、このセットを獲得し

これによりセットカウント2-1で、JKDが見事大逆転勝利を収めました!

 

ストライカーダービー結果

優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS

「カイカイ選手」記録:47点

AUTOBACS SEVEN WORKSのエースストライカー「カイカイ選手」

開始直後から1得点4秒のハイペースで得点を積み重ねていきます。

残り時間は1分を切り、得点は30点に到達しました。

驚異的な得点力に、会場中が大きく盛り上がります。

残り時間は30秒、得点は40に届きました!

ここからどこまで記録を伸ばすのでしょうか…

ここで終了!

得点は47

初開催となるclass20でのストライカーダービー

選手たちが最高得点を20点や30点と予想する中

超人的な集中力と精密な操作技術で

驚異の47得点を獲得し、初代チャンピオンに輝きました。

 

準優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS

「ショウタ選手」記録:40点

普段のゲームでは守備を行っている「ショウタ選手」

開始直後ゴールにぶつかってしまいますが

直ぐに修正し、安定したペースを保ちます。

その後も慎重に得点を重ねていき

残り時間1分時点で得点は27点に到達しています。

これは40点越えも見えてくるペースです。

残り10秒、得点は38点

残り4秒、得点は39点

残り1秒、最後のシュートが決まるのでしょうか…

ここで終了!

得点は40

制限時間ギリギリのシュートを決め、40点の大台に乗り準優勝を掴みました。

 

3位:情報科学高等学校ドローンサッカー部

「カンサマ選手」記録:35点

チームのエースストライカーを務める「カンサマ選手」

開始とともにゴールを目指しますがスピードを抑え

安定して決めることに集中している様子です。

次々と安定したシュートを繰り出し、得点を重ねますが

ハーフラインへ戻る際に右側に大きく膨らみ、数秒のタイムロスが発生しています。

残り時間1分、ここでペースが徐々に加速しています。

得点は27点を決めており、30点を超えるペースです。

残り40秒、得点は30点に到達しています。

残り30秒でどこまで記録を伸ばせるでしょうか…

ここで終了!

得点は35

これまでの鍛錬で培ってきた技術を遺憾なく発揮し

最後まで安定した操縦で3位に食い込みました。

 

 

 

《技術レベルの向上》

【日本ドローンサッカー連盟代表理事 兼 大会組織委員長 中﨑 寛之】

今回のJDSF Ofiicial Cup Round 2 in OITA  class20 は

高い技術力と緻密な戦術が激しくぶつかり合う高度なプレーが連続して

観る者を魅了するハイレベルな大会でした。

これまではストライカーの得点力を重視していましたが

現在は、どれだけ相手の得点を遅らせらることが出来るかという事に戦術がシフトしています。

ドローンサッカーにはまだ未発見の戦略・戦術が眠っています。

さらなるレベルアップを目指し、ぜひこれからもチャレンジを続けてください。

大会を通じて得られる経験は、必ずや皆さんの技術力を進化させます。

次回の大会で、再びお会いできることを心より楽しみにしています!

これからも、競技を通じて共に成長していきましょう。

選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。