【大会レポート】JDSF Official Cup Round 2 in KYOTO class40 Challenge 3×3
大会レポート
2025.7.29
皆さんこんにちは
日本ドローンサッカー連盟の山口です
7月19日(土) 公式大会 JDSF Official Cup Round 2 in KYOTO
今シーズン2回目となる「class40 Challenge 3×3 」が開催されました。
7チームがエントリーしてトーナメントによる優勝をかけた激しいゲームが繰り広げられました。
参加チーム紹介
【AUTOBACS SEVEN WORKS】 【SDA RISE】
【サイワークス横浜】 【Star Blazers】
【ゼルクチェルシー】 【misora】
【サンダーサンダー】
まずは今大会の結果から
優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS
「カイカイ選手」・「ショウタ選手」・・「ダイヤ選手」・「ザラメ選手」による
息の揃ったフォーメーションで、鉄壁のディフェンス力を見せました。
ストライカーの「オカピ―選手」の正確無比なシュートは、
次々と得点を積み重ねて行き、1セット当たりに『44ポイント』を獲得するという
金字塔を立ち上げて、見事優勝に輝きました。
準優勝:SDA RISE
ストライカーの「INO選手」が安定した得点力を誇り
完璧なチームワークで守備を行います。
今回も安定したゲーム展開で準優勝を獲得しました。
「INO選手」は今シーズンに入り、得点力が著しく
向上しており、強豪チームの大黒柱になっています!
3位:misora
今回で2回目の大会参加となる、misora
2人での参加で数的不利を背負っていましたが
2人の技術力は高く、人数の差を感じさせません
最後まで全力を尽くし3位に食い込みました。
《ここからはダイジェストで》
《息の詰まる接戦‼》
【Star Blazers vs misora】
敗者復活戦 第6ゲームでは、Star Blazersと misoraが対戦します。
2回目大会出場となる、misoraですがこのゲームで勝利すれば初のファイナルリーグ出場を決めます。
しかし、選手2名での参加で常に数的不利の状況を背負っています。
一方、Star Blazersは初戦で27得点を叩き出した「ゆうま選手」が
ファイナルリーグ出場を目指し、黙々とドローンボールのメンテナンスを進めています。
第1セット
第1セット開始直後、両チームのストライカーが同時に飛び立ちスタートを切りました。
先制点を奪ったのは、Star Blazersのストライカー「ゆうま選手」!
相手ディフェンダーの動きを冷静に見極め、巧みな操作でゴールへ飛び込みリードしました。
対する misora のストライカー「しも選手」 も果敢に仕掛け、堅守を突破して得点を獲得!
息の詰まるシーソーゲームが続きます。
現在、misoraが1歩リードしている状態ですが、Star Blazersはここから逆転できるのでしょうか…
ここでセット終了
得点は22-21
ギリギリの接戦を最後までリードを守り抜いた、misoraが制しました。
第2セット
先制したのは、misora!しかし、Star Blazers もすぐに同点へ追いつき
一進一退のシーソーゲームが続き、会場のボルテージも最高潮に達します。
残り時間1分30秒を過ぎ得点は15-11で、misoraが再度リードしています。
Star Blazersはここから逆転することはできるのでしょうか…
ここでセット終了!
得点は20-15
最後まで集中を切らさずにリードを保ち続けたmisoraがこのセットを制して
セットカウント2‑0で勝利を収め、ファイナルリーグ初進出が決定しました。
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《歴史的記録の誕生》
【ゼルクチェルシー VS AUTOBACS SEVEN WORKS】
予選トーナメント 第3ゲームでは、AUTOBACS SEVEN WORKS と
「Challenge 3×3 (class40)」初出場となるゼルクチェルシー が激突します。
ゲーム開始前から、ゼルクチェルシーは作戦会議を行い、初戦から全力で挑みます。
第1セット
第1セット開始と同時に勢いよく飛び込んできたのは、ゼルクチェルシーのストライカー「やまと選手」!
果敢にアタックを仕掛けますが、AUTOBACS SEVEN WORKSの「ダイヤ選手」が
的確なポジショニングでシュートコースを封じ込み、得点には至りません。
その裏で、AUTOBACS SEVEN WORKSのストライカー「あやねぇ選手」 が上下のスペースを広く使い
様々な位置取りでゴールを狙いますが、ゼルクチェルシーの「ひとみ選手」の妨害を受け
ゴールへとなかなか近づかせてもらえません。
ここでセット終了!
得点は3-3
まさかの引き分けとなりました。
この時点でフルセットマッチが決定しました。
第2セット
AUTOBACS SEVEN WORKSに選手の交代があります。
ストライカー「あやねぇ選手」と「オカピ―選手」が交代し
「あやねぇ選手」が控えの「ザラメ選手」と交代しました。
大きく動いた、AUTOBACS SEVEN WORKSですがこの選手起用がどのように影響するのでしょうか…
第2セット開始直後、AUTOBACS SEVEN WORKSの「オカピ―選手」が早々にキックオフシュートを放ち
ゼルクチェルシーのディフェンダー「まやこ選手」の前に迫ります。
素早い動きで「まやこ選手」をかわし、ゴールへ突き進み先制点を獲得しました。
一方で、ゼルクチェルシーのストライカー「やまと選手」も冷静に攻め込みますが
ディフェンスの「ザラメ選手」と「ダイヤ選手」の強烈な体当たりを受けゴールから引き離されてしまいます。
その間も「オカピ―選手」の連続得点は止まることなく、ゲームを完全に支配しています。
ここでセット終了!
得点は41-5
これにより、AUTOBACS SEVEN WORKSがセットを奪いました。
まさかの40を超える歴史的な得点に会場は大盛り上がりです。
第3セット
第3セットの開始と同時に先制したのは、AUTOBACS SEVEN WORKS!
ゼルクチェルシー もストライカー「やまと選手」が得点差を埋めるため果敢に攻めていきますが
AUTOBACS SEVEN WORKSの守備が固く、一切の隙がありません。
減っていく残り時間と開いていく点差に、ストライカーには大きなプレッシャーがかかりますが
これを跳ね除け大逆転を起こすことはできるのでしょうか…
ここでセット終了!
得点は44-1
第3セットも、AUTOBACS SEVEN WORKSが制し
これによりセットカウント2-0で、AUTOBACS SEVEN WORKSが勝利を収めました。
class40の過去最高得点『44ポイント』が誕生した歴史的なゲームとなりました。
『44ポイント』は、4.09秒に1ポイントを獲得する驚異の得点力です。
次にこの大記録を超えるプレイヤーが表れることを楽しみにしています。
《研究の成果》
【日本ドローンサッカー連盟代表理事 大会組織委員長 中﨑 寛之】
今回の大会を通じて、皆さんのChallenge 3×3に対する研究の成果を実感しています。
以前と比べて守備も、ただ浮かぶだけでなく2機でどのようなフォーメーションを組むのか
どちらがゴール前を塞ぐのかなど、役割の分担が明確に行われており
大会ごとに皆さんの進化を感じています。
これからも様々な大会に、是非チャレンジしていってください。
次回の大会でもお会いしましょう!
選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。