【大会レポート】JDSF Official Cup Round 2 in KYOTO class20
大会レポート
2025.7.29
皆さんこんにちは
日本ドローンサッカー連盟の山口です
7月20日(日) 公式大会「JDSF Official Cup Round 2 in KYOTO class20」が開催されました。
今シーズン2回目となる京都大会であり、10チームがエントリーして、全16ゲームの大会となりました。
午前は予選トーナメント、午後は決勝リーグと順位決定リーグ、コンソレーションマッチが開催されました。
参加チーム紹介
【星翔高等学校 BIRD ONE】 【星翔高等学校 BEE ONE】
【星翔高等学校 NOVA ONE】 【AUTOBACS SEVEN WORKS】
【サンダーサンダー】 【SDA RISE】
【misora】 【米子北高校ドローンサッカー部】
【Star Blazers】 【モノコトLab.Club】
まずは、今大会の結果から
優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS
全てのセットで20点以上を獲得している、AUTOBACS SEVEN WORKS
絶え間のないシュートと連携の取れた守備の壁が特徴のチーム。
ストライカーの「カイカイ選手」と「オカピ―選手」の連携は無駄がなく
お互いを常にカバーしており、守り切るのは困難です。
攻守の抜群の連携とそれを可能にする高い技術力で、見事優勝に輝きました。
準優勝:星翔高等学校 NOVA ONE
1年生中心で構成された星翔高等学校 NOVA ONE
前回の大会では先輩チームであるBee ONEに勝利し
今回は大先輩であるBIRD ONEに勝利する快挙を成し遂げ
見事準優勝を獲得しました。
技術面、メンタル面でも成長著しい新星です!
3位:星翔高等学校 BIRD ONE
前年度のシーズンチャンピオンであり、高い操作技術を持つ星翔高等学校BIRD ONE!
ストライカーの「いっちゃん選手」と「マッスルメット選手」のコンビプレーが特徴です。
タイミングよく交互に攻めていく波状攻撃は、次々と得点を奪い
マッスルメットマッスル部長を中心にまとまった連携で3位を掴みました。
《ここからはダイジェストで》
《白熱の対戦!》
【モノコトLab.Club vs サンダーサンダー】
予選トーナメント 第3ゲーム対戦するのは、モノコトLab.Club vs サンダーサンダー!
モノコトLab.Clubは初の大会参加となりますが、落ち着いた様子で作戦会議を行っています。
一方で、サンダーサンダーは4名での参加となり数的不利な状態ですが
戦術ミーティングを重ね、盤石な状態でゲームに臨みます。
第1セット
ゲーム開始とともに、サンダーサンダーの「HIRO選手」と「キューブ選手」がキックオフシュートを狙う!
しかし、モノコトLab.Clubのフィールドプレイヤーも素早く守備を固め、陣形を整えています。
両チームにらみ合いの中、先に得点を決めたのは、サンダーサンダー!
モノコトLab.Clubのフィールドプレイヤー「スギタ選手」「キョーヘー選手」「MR.ブーン選手」の陣形が
バラバラになってしまった隙を見逃さずゴールを決めました。
一方で、モノコトLab.Clubのストライカー「ロボ社長選手」と「コレダー選手」もゴールへと詰め寄ります。
第1セットから激しいシーソーゲームの様相を呈してきました。
ここでセット終了!
得点は13-12
サンダーサンダーがこのセットを制してゲームを1歩リードしました。
第2セット
モノコトLab.Clubに選手の交代があります。
ストライカー「ロボ社長選手」と控え「たけちゃん選手」が交代。
ストライカーを入れ替える大胆な作戦を実行し、第2セットがスタートします。
セット開始直後、モノコトLab.Clubの「たけちゃん選手」と「コレダー選手」がキックオフシュートを狙います。
勢いある同時攻撃を仕掛け、ゴール直前まで詰め寄ります。
しかし、サンダーサンダーのフィールドプレイヤー「アッキー選手」と「岡田選手」が
ゴール前を順番に塞ぎ続け、途切れることのない無限の壁を作り出し得点を阻止しています。
攻防は完全にストライカー同士の得点力勝負に!
一進一退の展開が続く中、徐々にリードを奪い始めたのはモノコトLab.Club!
しかし、得点差は僅か3点で、気を抜けるリードではありません。
ここでセット終了!
得点は13-10
第2セットを制したのは3点のリードを守り続けたモノコトLab.Club!
これによりセットカウント1-1でフルセットマッチとなりました。
第3セット
このセットを制したチームがこのゲームの勝者となります。
現在総得点では、モノコトLab.Clubがリードしており、引き分け以上で勝利という有利な状況に立っています。
第3セットが開始されると、両チームとも一歩も引かず、ドローンボールが激しく飛び交います。
両者の得点差は常に1点以内のシーソーゲーム。
18秒に1点のペースで得点を奪い合い、会場はかつてないほどの緊張感に包まれました。
得点が入るたびに観客席からの爆発的な歓声が鳴り止みません。
まさに一瞬たりとも目が離せない展開!
この激戦を勝ち抜くのはどちらのチームなのでしょうか!
ここでセット終了
得点は12-10
このセットは、モノコトLab.Clubが制し
これによりセットカウント2-1で
1セット目の敗北を乗り越え、モノコトLab.Clubが逆転勝利を収めました。
《師弟対決の行方は!?緊張のファイナルリーグ》
【星翔高等学校 BIRD ONE VS 星翔高等学校 NOVA ONE】
ファイナルリーグ第16ゲーム
本日のラストゲームに星翔高等学校の2代に渡るチームが激突します。
星翔高等学校 BIRD ONEは3年生を中心とした先輩チームで
前年度のシーズンチャンピオンを獲得しており、圧倒的な強さを誇るチームです。
対する、星翔高等学校 NOVA ONEは1年生を主体とした後輩チームで
先輩を超えるチャンスが訪れました。
お互いのプライドを懸けた勝負の火蓋が切られました。
第1セット
第1セット開始直後から、両チームともに素早い機動を披露します。
星翔高等学校 BIRD ONEのストライカー「いっちゃん選手」と「マッスルメット選手」が
交互にタイミングをずらしてゴールに迫り、精度の高い波状攻撃を披露します。
一方、星翔高等学校 NOVA ONEもストライカー「トキ選手」と「ヒロム選手」が
星翔高等学校 BIRD ONEと同じ波状攻撃を繰り出し、得点を獲得しています。
ここでセット終了!
得点は20-14
星翔高等学校 NOVA ONEがセットカウントをリードしました。
後輩チームが先にゲームを1歩リードする展開となりました。
第2セット
星翔高等学校 NOVA ONEは選手交代を行いました。
ストライカー「ヒロム選手」と控え「ユウヒ選手」
「リク選手」と控え「ゼン選手」
「出入口選手」と控え「ユウト選手」が交代。
選手層の厚い、星翔高等学校 NOVA ONEならではの相手に戦術を読ませない高度な駆け引きです。
セット開始直後、星翔高等学校 BIRD ONEの「マッスルメット選手」が
迷いなくロングシュートで先制しました。
順調なスタートを切った、星翔高等学校 BIRD ONEですが
攻撃精度とスピードは更に磨きがかかっており次々と得点を奪っていきます。
ここでセット終了!
得点は24-18
星翔高等学校 BIRD ONEが6点差で第2セットを制し
これによりセットカウント 1‑1 でフルセットマッチが決定しました。
第3セット
両チームともに総得点が38点で、サドンデスもあり得る状況になりました。
星翔高等学校 NOVA ONEは最終セットに向けて再度選手交代行い、
1セット目の選手構成に戻してきました。
戦況を落ち着いて分析して合理的な判断を行っています。
第3セットが開始直後、ストライカーとフィールドプレイヤ―が衝突し
お互いにハーフラインまで弾かれるほどの激しい攻防戦が繰り広げられました。
得点差は常に2点以内をキープしており、目が離せない緊迫した展開に!
ここでセット終了!
得点は18-12
星翔高等学校 NOVA ONEがこのセットを獲得。
これによりセットカウント2-1
星翔高等学校 NOVA ONEが先輩チームを破り見事勝利を手にしました。
《大会での経験》
【日本ドローンサッカー連盟代表理事 大会組織委員長 中﨑 寛之】
今回のJDSF Ofiicial Cup Round 2 in KYOTO class20を通して、
大会ごとにレベルが上がっていることを強く実感しています。
特に日本の得点力は目を見張るものがあり、いつも驚かされます。
今回は初参加のチームもありましたが、周りのチームがアドバイスをしたり
にこやかにお話をされているシーンが見られ、ライバルであっても
共に高め磨き合う関係性は、ドローンサッカーならではの光景だと思います。
このような経験は大会に参加頂くことでしか得られないものですので
積極的に大会へ参加して頂き、様々なチームと交流していってください!
選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。