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【大会レポート】JDSF Ofiicial Cup Round 4 in OITA class20

大会レポート

2025.9.13

皆さんこんにちは

日本ドローンサッカー連盟の山口です

9月7日(日) World Cup開催前、最後の大会である

「JDSF Official Cup Round 4 in OITA  class20」が開催されました。

7チームがエントリーして、11ゲームに及ぶトーナメントが繰り広げられました。

今回は北海道、大阪、広島からも高校生のチームが参加しており

地元大分の高校生との熱い戦いが繰り広げられました。

参加チーム紹介

 

【AUTOBACS SEVEN WORKS】            【呉青山Seagulls】

 

【星翔高等学校 BIRD ONE】            【Uemura Children】

 

【情報科学高等学校ドローンサッカー部】                        【JKD】

【美瑛H.S.空撮研究部】

 

まずは今大会の結果から

 

優勝:AUTOBACS SEVEN WORKS

「ザラメ選手」の電光石火な素早いシュートと

「カイカイ選手」の変幻自在で粘り強いシュートによって

驚異の得点力を誇るAUTOBACS SEVEN WORKS

息の合った連携によるデイフェンス陣も強力で、

空間の隙を埋め合い、鉄壁の守りを披露しました。

1セットも落とさないゲーム運びで優勝に輝きました。

 

準優勝:呉青山Seagulls

今回もゲーム前に気合の入った円陣を行い

強い団結力が特徴の呉青山Seagulls

第1回の大分大会では予選で星翔高等学校BIRD ONEに敗れ

予選3位通過でしたが、今大会では予選を2位で通過し

見事に準優勝を掴み取りました。

成長著しいチームで今後の活躍に期待が集まります。

 

3位:星翔高等学校 BIRD ONE

バランスの取れた戦力と統率の取れた連携で

どんな対戦相手でも対応できる星翔高等学校 BIRD ONE!

予選では決勝を目前に、呉青山Seagullsに敗れましたが

敗者復活戦から勝ち上がり、3位を獲得しました。

 

《ここからはダイジェストで》

《プライドを懸けた一戦》

呉青山Seagulls vs 星翔高等学校 BIRD ONE

予選トーナメント第5ゲーム対戦するのは呉青山Seagulls vs 星翔高等学校 BIRD ONE!

予選トーナメント最終ゲームでこのゲームに勝利したチームがファイナルリーグへと駒を進めます。

両チームともに高校の部活動チームであり、高い実力を持ったチーム同士でもあります。

第1セット

セット開始と同時に飛び出していったのは、呉青山Seagullsのストライカー「ユズキ選手」と「ユウト選手」!

力強く守備を押しのけ、次々にゴールへ圧をかけていきます。

一方で、星翔高等学校 BIRD ONEのストライカー「いっちゃん選手」と「はなちゃん選手」は

星翔高等学校 BIRD ONEの代名詞とも言えるほどお馴染みの

タイミングをずらしながら交互にゴールへ攻める波状攻撃を仕掛けています。

第1セットは点の奪い合いとなり、激しいシーソーゲームが繰り広げられました。

ここでセット終了!

得点は21-19

呉青山Seagullsが、接戦を制しこのセットを獲得しました。

第2セット

星翔高等学校 BIRD ONEが選手交代

ストライカー「いっちゃん選手」と「やましょー選手」

そして、ストライカー「はなちゃん選手」と「トキ選手」が交代。

豊富な選手層と、各選手のレベルの高さによって

様々な戦術を読まれることなく繰り出せるのが、星翔高等学校 BIRD ONEの強さの一つです。

第2セット開始と同時に両チームとも素早くフォーメーションを組み

先にリードを奪って精神的に優位に立ちたい様子です。

先制点は、星翔高等学校 BIRD ONE!

しかし、ほぼ同時に 呉青山Seagullsもゴールを決めています。

第2セットもシーソーゲームの様相を呈してきました。

ドローンボールの体制を立て直す僅かな時間さえもどかしく感じるほど

追いつけば追い越される状況に、一息つく暇もありません。

1ポイント差でリードを作ったのは、星翔高等学校 BIRD ONE!

時間も残り僅かに迫り、このリードを守り切れるのか…

ここでセット終了!

得点は15-16

一点差を守り切った 星翔高等学校 BIRD ONE!

しかし、ペナルティがあるようです。

なんと、星翔高等学校 BIRD ONEにペナルティ1がありました

これにより得点は16-16

まさかの引き分けとなりゲームの勝敗は第3セットに委ねられました。

 

第3セット

呉青山Seagullsが1セット目を獲得しており

このゲームは引き分け以上で勝利できる、やや有利な状況です。

一方で星翔高等学校 BIRD ONEはこのセットを勝利し、

3ポイント差以上で勝利しなければ敗北が決まってしまいます。

痺れる展開に、会場のボルテージも最高潮に達しています。

第3セット開始直後デイフェンス陣の壁を貫いて得点を決めたのは、呉青山Seagulls!

まさに相手の隙を見逃さない電光石火の早業です。

星翔高等学校 BIRD ONEもまだ負けていません。

ストライカー「やましょー選手」と「トキ選手」も

速攻を仕掛けながら、デイフェンス陣を翻弄しています。

開始から1分が経過し、依然としてリードを守っている 呉青山Seagulls

精神面でも余裕が出てきているのか、固い緊張から良い緊張感に表情が変化しています。

ゆっくり確実に広がっている得点差を、星翔高等学校 BIRD ONEは埋めることが出来るのか…

セット終了!

得点は19-10

セットカウント2-0で 呉青山Seagullsがファイナルリーグ進出を決めました!

 

 

《北海道からのチャレンジャ―》

【情報科学高等学校ドローンサッカー部 vs 美瑛H.S.空撮研究部】

順位決定戦第10ゲーム対戦するのは、情報科学高等学校ドローンサッカー部と 美瑛H.S.空撮研究部です。

情報科学高等学校ドローンサッカー部は、前回の大分大会で3位に入賞しており、実力のあるチームです。

一方、美瑛H.S.空撮研究部は北海道からやってきた公式大会初参加のチームです。

その実力は未知数であり、予選トーナメントでは星翔高等学校 BIRD ONEに敗れたものの

第1セットで11点を奪う活躍を見せています。

いったいどのようなゲームが行われるのでしょうか…

第1セット

セット開始から数秒経過し、先制点を奪ったのは 情報科学高等学校ドローンサッカー部!

ストライカー「いっせー選手」と「ばっさー選手」が、それぞれの軌道で次々とゴールに向かっていきます。

美瑛H.S.空撮研究部のフィールドプレイヤー「樋口 翼選手」がゴール前を守りに行きますが

ストライカーの勢いに押され思うようなデイフェンスが出来ていない様子です。

一方、美瑛H.S.空撮研究部のストライカー「田口 零斗選手」と「元地 智也選手」は

縦に並んだ相手のデイフェンスを捌きながら、一定のペースで得点を獲得しています。

残り時間も1分を切り、ここまでは、情報科学高等学校ドローンサッカー部がリードしています。

美瑛H.S.空撮研究部はここから追いついて逆転することはできるのでしょうか…

第1セット終了!

得点は18-3

情報科学高等学校ドローンサッカー部がセットカウントをリード。

 

第2セット

両チームともに選手交代

美瑛H.S.空撮研究部は、ストライカー「元地 智也選手」と「渡邊 優輝選手」

そして、フィールドプレイヤー「樋口 翼選手」と「大野 璃央奈選手」が交代。

情報科学高等学校ドローンサッカー部は、ストライカー「ばっさー選手」と「よっしー選手」が交代。

お互いにストライカーを変更し、相手チームに対策をさせない高度な心理戦が披露されています。

第2セット開始の合図と同時に、勢いよくゴールへと飛び込んだのは、

情報科学高等学校ドローンサッカー部のストライカー「いっせー選手」!

デイフェンス陣の隙を突いてゴールへ飛び込み、得点を獲得しました。

一方、美瑛H.S.空撮研究部もストライカー「田口 零斗選手」と「渡邊 優輝選手」が

2名でゴールへと詰め寄り、ゴールに成功!

しかし、終盤に入り美瑛H.S.空撮研究部が少しづつ失速しており

情報科学高等学校ドローンサッカー部はチャンスを逃さず一気に突き放しにかかります。

ここでセット終了!

得点は21-6

セットカウント2-0で

見事、情報科学高等学校ドローンサッカー部が勝利を掴みました。

 

《ドローンサッカーで生まれる絆》

【日本ドローンサッカー連盟代表理事 兼 大会組織委員長 中﨑 寛之】

今回のJDSF Ofiicial Cup Round 4 in OITA class20を通して、

印象的だったことは、ゲームが終われば皆さん仲良く同じスポーツを楽しむ仲間として過ごされていたことです。

ルールを守り対戦相手をリスペクトする気持ちを日本のチームは持っていて

特に今回は初参戦の北海道のチームが選手コール時にパフォーマンスをされたり

ゲームを楽しんでいる姿を見ていると、改めて日本チームならではの強みを実感しています。

ワールドカップ開催前の最後の大会でしたが、技術レベルの高い接戦が多くあり、

世界に通用する技術レベルに日本は到達していると思っています。

ワールドカップに向けて日本チーム一丸となって頑張りましょう!!

 

 

選手・コーチの皆様、お疲れ様でした。