【大会レポート】JDSF Official Cup Round 4 in KYOTO
大会レポート
2022.12.5
日本ドローンサッカー連盟の淡路です、こんにちは。
12月3日、京都府亀岡市のサンガスタジアム by KYOCERA内にあるオートバックスセブン ドローンサッカーアリーナ京都にてドローンサッカー公式戦「JDSF Official Cup Round 4 in KYOTO」を開催しました。
今回参加したチーム
Youth Classのポイントランキングで首位を走る星翔高校無人航空機研究部
個々のスキルの高さと選手層の厚さは関西随一のええやん!大阪
星翔高校無人航空機と切磋琢磨し、上位を狙うFairy Salmon
そして前回大会の覇者・摂南大学ドローンサッカー部
摂南大学ドローンサッカー部はユニフォームを新調して臨みました。めちゃくちゃイケてます。
この日は2022年度に京都で行う4戦ある公式戦のうちの最終戦です。ポイントランキング争いも終盤となり、4チームによる総当たり戦でランキング上位を目指す戦いとなりました。
今回も拮抗した見ごたえのある試合の連続。試合開始直後のゴールシーンやストライカーとディフェンスの駆け引きなど、プレーしている選手の皆さんはもちろん、観ている側も手に汗握るシーンの連続でした。
特筆すべきは第3試合の【ええやん!大阪 vs Fairy Salmon】の一戦。これまでの大会にはなかった光景が見られました。
それはFairy Salmonのストライカーが墜落して逆さまにひっくり返って再離陸できない状態に陥っていたときのことです。
※イメージ
本来ならこの場面、ええやん!大阪にとっては数的有利になります。(しかも相手ストライカーが減っているので失点のリスクも減ります)
ところが、この場面でFairy Salmonのストライカーの救出に向かったのが、他でもない「ええやん!大阪」でした。それはあたかも「お互い万全の態勢で正々堂々と戦おうぜ!」。そんな心意気が見られた瞬間でした。
※イメージ
話はそこで終わりません。次のセットでFairy Salmonは最初の1分間、ええやん!大阪のゴールに一切攻め込みませんでした。サッカーで言うと、相手選手が怪我をしたのを見てプレーを止めるためにボールをわざと外に出し、再開する際には元々ボールを持っていたチームに返却する、そんなフェアプレー精神です。このようなシーンは初めて見ました。ブラボー!(←流行りに乗りました)
またええやん!大阪は新たな戦術を披露しました。題して「ええやん!トレイン」。
これはストライカー2機が一列になって相手ゴールに向かい、前列にいるスタイカーが相手ディフェンスを切り崩したうえで後ろを飛んでいるもう1機のストライカーがゴールに飛びこむというもの。これ40cm機体では時々見られる戦術ですが、Youth Classでは初めて見ました。ブラボー!(←使いたかっただけ)
全6試合を終えて優勝したのは、3戦全勝の星翔高校無人航空機研究部。前回勝てなかった摂南大学ドローンサッカー部に雪辱を果たしての優勝です。
優勝を果たした星翔高校無人航空機研究部
坂本主将:「前回摂南大学さんに負けて悔しい思いをしたのですが、今回は勝ててよかったです。次は大分の大会に出場して’大分のドローンサッカー界’を荒らしたいと思います!」
そして準優勝は「ええやん!大阪」。
第3位は摂南大学ドローンサッカー部
大会ごとに思うのですが、毎回各チームのレベルが着実に上がっています。特にディフェンス。ゴール前でのポジショニング、そして相手ストライカーに体当たりする操縦技術。これは6試合21セット中、10点未満で勝利を決するセットが約半分の10セットあったことからもうかがえます。
この日をもって、京都で行われる公式戦はすべて終了。このあとは大分県別府市のADEドローンサッカーアリーナで開催する公式戦をあと2戦残すのみとなりました。
ランキングの上位を狙って今大会に参加した4チームも別府遠征を予定しているそうです。ドローンサッカーに懸ける想いの本気度が伺えます。
それぞれ課題を修正して大分に乗り込んでくることでしょう。次の大会も楽しみです。
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参加チームのみなさん、お疲れさまでした!